U-NEXTでクリント・イーストウッド主演映画「ダーティーハリー」を見る。

 こういう皆が知っている名作って意外と見ていない。

 イーストウッド演じる刑事ハリー・キャラハンは、検挙率は高いもののやり方が荒っぽいので上司からは疎まれている。

 罪もない人々を次々と殺してゆくサイコパスキラーを捕まえるべく奔走するハリー。正義感というよりは世の中の理不尽を許せないが故の行動に見えるがクールなハリーはそれをわざわざ口にはしない。

 捕まっても観念せずに権利を主張する犯人を見てアメリカだなあと思う。良くも悪くも諦めない。それがアメリカ。

 ホットドックを口の中でモグモグ食べながらマグナムで銀行強盗を打ちまくるシーンは、昔、テレビで少しだけ見たことがあった。悪いやつらに対して迷わないハリーが恰好良い。

 ふと、立川談志「権兵衛狸」の中の、「悪いやつを殺さねぇから悪い世の中になるだ」というセリフを思い出す。

 ダーティーハリーシリーズはパート5まであるのでいずれ全部見ようと思う。ただ、「ロッキー」のようにこの手のシリーズ物は回を重ねるごとに評判が落ちてゆく。

 はてさて自分はパートいくつまで楽しめるだろうか。