仕事の振込でATMに行きました。

 金額など確認し、3万円入れて、あとはお釣りと明細用紙が出て来るだけです。

 

「しばらくお待ちください」

 

 の文字がぐるぐる回り、ぐるぐる回り、ぐるぐる回って、

「あれ、長いな。いつもならもう、お釣りとか出て来るのにな。

 ヤバいパターンじゃないよね?」

 と思ったとき、

 

「インターホンで問い合わせてください」

 

 の文字が出ました。

 どうやら、本当にヤバいパターンだったようです。

 その店舗のATMは8時から使えるのですが、私が振り込みしようとしたのが9時少し前、機械を開けて確認するのに50分ほどかかると言われました。

 

 その間に、他の金融機関での振り込みも済ませ、戻って来たのが10時10分。

 ところがまだ、ATMは復旧していません。

 何かが詰まっているようですが、手間取っていて、いつ復旧するか分からないようです。

 

 ちょうど年金の支給日だったので、もう1台のATMには、常に何人かが並んでいます。

 人が並んでいるからと、手数料が高くてもいいから窓口で振り込みをする人もいました。

「通教記入だけのお客様、窓口で記帳します」

 という案内もしていました。

 

 私は午前中しか働いてないのですが、復旧はもしかしたら午後になるかもしれない、とのこと。

「3,870円のお釣りをお返ししないといけないので、またご来店いただくことは可能でしょうか」

 ときかれましたが、午後になってからまた来るのは面倒です。

 

 私は3万円入れたとしか言ってないのですが、お釣りの金額が分かっているということは、どこにいくらの振込をしたということは分かっているようです。

 だったら、振込の明細は明日取りに来るから、お釣りはいまちょうだいよ、と思いましたが、金融機関には金融機関なりの事情があるのでしょう。

 

 幸い、仕事が終わる3分前に、

「お釣りのご用意ができました」

 との電話があり、午後に出直さなくてもよくなりました。

 

 

 たまたま同じ職場の子が、郵便局のATMで振り込みをしていたら、同じように止まってしまったそうです。

 お釣りなどはやはり取り出せないそうなのですが、控えの紙は取り出すことができたので、

「お釣りは後日振込んでくれるそうです」

 と言っていました。

 出直さなくてもお釣りを振り込んでもらえるって……! と思ってしまいました。