ご近所で飼われているちびちゃん。
標準体重が7キロの犬種。
最初の頃は、まだお元気だった飼い主夫婦とお散歩もし、「ちび」という名前が似合ってました。
いつの頃からか。
甘やかし放題、おやつ与え放題で、体重は13キロの超肥満犬に。
もはや、「ちび」という名前は似合いません。
更に、飼い主夫婦のだんなさんが亡くなりました。
奥さんも体調を崩し、ちびちゃんを散歩に連れて行けなくなりました。
肥満のうえに、運動不足。ちびちゃん、糖尿病発症。
そんなちびちゃんを病院に連れて行きたいとき、飼い主さんが頼ったのは隣人のAさん。
だけど、実はAさん、腰の手術をしたばかりです。
ちびちゃんを車に乗せ、病院へ連れて行くことはできるけど、車に乗せるとき、病院に着いたとき、診察台に乗せるとき。
体重13キロの犬を抱き上げるのは、腰の手術をしたばかりのAさんにとっても辛いことです。
でも、Aさんよりもっと無理な状態の飼い主さんに頼まれ、渋々それらをやったそうです。
「もう、本当に腰が痛くてさぁ」
とAさんが愚痴るので、往診してくれる病院にかわればいいのに、と思いました。
そんな病院があるなら、とAさんは目を輝かせました。
けれど、Aさんも飼い主さんもデジタル音痴なので、その獣医さんのホームページから電話番号、往診のときの注意事項など、全部書き写した紙を、Aさんに渡しました。
私だったら、その紙を飼い主さんに渡し、
「今後は何かあったら往診に来てもらって」
と伝えて、次からは病院へ連れて行くのを断ります。
だって、13キロの犬を持ち上げるなんて、腰の手術したばっかりだったら、絶対にやりたくないです。
だけど他人はそんなこと、真剣に考えてはくれません。聞いても、すぐ忘れちゃうことも多いです。
だったら、自分の身体は自分が大事にしてあげなければと思います。
私だって、犬好きだから他所の犬だってかわいいと思うし、他に方法がないなら協力しなきゃと思います。
でもその飼い主さんには子供もいるし、最初は有料のボランティア団体に頼んでたんですって。
たまたま、ボランティア団体と時間が合わなくて、予約が取れなかったので、やむなくAさんに頼んだのだそうです。
だったら、次からまたボランティア団体に頼めばいいんです。
なのにそれ以降、毎回Aさんに、
「とにかく私はできないんだからあなたやって」
みたいな、かなり強引な態度でお願いにくるのはおかしいと思います。
トリミングは前から出張トリミングに依頼してるので、病院だって往診にかえればいいと思います。
その後、往診の獣医さんにかえたのかと思ったら、この連休中にもちびちゃんの飼い主さんが頼みに来て、Aさんもまた連休ってことに気づかなかったんですって。
病院まで行ったらお休みだったので、一度自宅に戻って電話をし、午後から薬だけもらいに出直すという一幕もあったのだそうです。
その件でAさん、またぶーぶー文句を言ってました。
文句を言うくらいなら、きっぱり断ればいいのに。
そのために往診の獣医さんを教えてあげたのに、ってちょっと呆れました。
Aさんも忘れっぽい人なので、もしかしたら、私が教えた往診の獣医さんのことさえ覚えてないかもしれません。
意外とそういう人です。
だけど、本当に自分にとって大事なことなら忘れないと思うので、これ以上はもう口に出しませんでした。