最近、少し減ったけれど、気になって仕方がないのが、右側を走る自転車。
私が子供の頃は、
「歩行者は右、自転車は左」
って学校で習ったし、右側を走る自転車なんていなかった。
それが、いつからこんなに右側を走る自転車が増えたのか。
最初は高校生くらいの若い子だけだったのに、だんだんサラリーマンふうの人も、やがてはおじいさんおばあさんまで、平気で右側を走るようになってしまった。
で。
たまたま私が、丁字路に立っていたとき、右からおじいさんAが自転車でやってきた。道路の右側を走っている。
このおじいさん、近所の人なので、この角を右折するだろう、というのも分かっていた。
そこへやってきた、おじいさんB。
下り坂なので、かなりのスピードである。
丁字路だから、道路の左側を真っすぐ下ってくるということは、おじいさんBはきっと左折。
おじいさんAとおじいさんB、ぶつかりかねないタイミング。
それも正面衝突で。
どうなるかと思って見ていたが、どっちもちゃんと相手に気づいて止まった。
止まったはいいけれど、おじいさんAが挑戦的に言った。
「危ないだろ」
おじいさんB、
「あぁ!?」
聞き取れなかったのか、売り言葉に買い言葉なのか、これまた挑戦的に言い返す。
「角を曲がる前に止まらないと危ないだろ。そこ、一旦停止になってるよな」
おじいさんA、言ってることはごもっともだけど、自転車で右側走ってる時点で、あなたも道路交通法違反なんだよ。
一旦停止しなかった人に、偉そうに注意できる立場じゃないって解ってるかな~
しばらくにらみ合う、おじいさん2人。
数秒後、何もなかったようにすれ違って行った。
まあ、平和的解決? で良かった。