1年ほど前、車を運転中に心底びっくりする出来事があった。
現場は、特にどうということのない、信号のない交差点。
基本的に、見通しの良い場所。
縦方向の道路の方が道幅も広く、歩道もある(青い線)優先道路なので、横方向(右から左、もしくは左から右)に走る場合は、一旦停止をしないといけない。
けれども、緑色の四角が店舗で、建物やフェンスがあるために、左から走ってきた場合、上方向から来る車が、とっても見づらい。
なので徐行しながら、左側から来る車が見やすい場所で車を停止させがち。
で、車を一旦停止させようとした、まさにそのとき。
私の車(紫の四角)の前に突然、左からばっと車が現れた(赤い四角)ので、寿命が何日か縮んだわ! と叫びたくなるくらい驚いた。
だけどね、その車が現れたのって、イラストを見てもらえれば分かると思うんだけど、青い線、つまりは歩道の内側!
自動車が走ってはいけない場所なんだよ
運転していた高齢の男性は、店を右折で出て、10メートルかそこら先の交差点を右折したかった。
そういう場合は、面倒でも、一度道路へ出て、優先道路からもう1回右折する必要がある。
↓こういう感じね。
だって自動車は、歩道を走ってはいけないんだから。
店に入る、もしくは店から出るときに、横切ることは例外的に認められてるだけで。
だけど、それが面倒なもんだから、道路には1度も出ず、歩道を走ってそのまま
こっちの道路に出て来るわけだ。
まあ、寿命が縮むほどびっくりはしたけど、それから1年くらい、こういうケースに遭遇しなかった。
なので、あれは相当性質の悪いドライバーだったんだな、と思ってた。
ところがこの1週間で、2回もこのケースに遭遇した。
しかも、運転してる高齢ドライバーは毎回違う人。
つまり、店から出て来る高齢者がかなりの割合でこういう危険運転をしてるってことだ。
誰かがやってるのを見て、あれは楽だな、ってことで次から次へと真似する人が増えたのだろうか。
けれども、こっちから見て、フェンスなどで左から来る車が見づらいということは、当然のことながら、歩道を走って来る車からも、右から来る車が見づらいということだ。
そのため、向こうの車も2枚目のイラストの赤い四角のように、車の前を道路に出す形で止まる。
運転席が右側だから、植木が邪魔になって、そこまで出ないと右から来る車は見えないと思う。
私はたまたま、1年前に同じケースに遭遇し、それ以来ここを通るときは気をつけて来た。
だけどここ、信号がない交差点なので、両側から来る車が途切れないと、右折も左折もできない。
そして、両側すぐ先に信号があるため、右からの車が途切れると、左から来るとか。
車の途切れることが少ないうえに、信号のところにコンビニがあるため、ようやく赤信号で車が途切れるかと思うと、コンビニから出て来た車でやっぱり行けない とか。
そういう条件が重なっているため、どうしても、
「車が途切れたらすぐ渡ろう」
ってことに神経が行きがち。
両側から来る車に注意が行ってしまう場所で、思っても見ない歩道からの車! これは本当に危ない。
特に最近の自転車って、けっこう危ない運転するから、両側から車が来なさそうだと思うと、一旦停止なんてしないで突っ込んでくようなのも多いんだよね。
いつか事故が起こるんじゃないかと心配になる。
今度、同じケースに遭遇したら、とりあえずそのドライバーだけにでも注意しなきゃいけないだろうな、と考える今日この頃。