いまでは「詐欺防止のため、電話は出ずに留守番電話に」と言われているけど。
詐欺よりも、セールスの電話が多かった時代。
どこかで名簿とか手に入れるんだろうねぇ。全く知らない会社から、
「××さん、いらっしゃいますか?」
と、よく電話がかかって来た。
どこかで名簿とか手に入れるんだろうねぇ。全く知らない会社から、
「××さん、いらっしゃいますか?」
と、よく電話がかかって来た。
私の同級生には「裕子」という名前の子が2人いる。
1人はゆうこちゃんで、1人はひろこちゃん。読み方は違うけど、どちらもよくある読み方。
私の名前も読み方が2種類あって、〇〇と読むか、××と読むか。
〇〇が正解なのだが、どうやら年配の人にとっては、××と読むほうが自然なようで、セールスでかかってくる電話はたいがい、
「××さん、いらっしゃいますか?」
なのだ。
〇〇が正解なのだが、どうやら年配の人にとっては、××と読むほうが自然なようで、セールスでかかってくる電話はたいがい、
「××さん、いらっしゃいますか?」
なのだ。
そこである日、母に言った。
「○○さんでかかってくる電話は知り合いかもしれないけど、××さんでかかってくる電話は、私の名前を知らないわけだからさ、私の知り合いなわけないじゃん?
そういうのはセールスだから、もし××さんいますかってかかってきたら、うちにはそんな名前の人はいません、って言って切っちゃっていいから」
そういうのはセールスだから、もし××さんいますかってかかってきたら、うちにはそんな名前の人はいません、って言って切っちゃっていいから」
数日後、電話がかかって来て、母が出た。
「うちには××なんて名前の娘はいません」
おっ、覚えてたか。
そして、ちゃんと言えてるじゃん。
と思った、次の瞬間。
そして、ちゃんと言えてるじゃん。
と思った、次の瞬間。
「××はいないけど、〇〇という名前の娘ならいます。はっはっはー」
馬っ鹿じゃねえのか
……と、心から思った瞬間だった。
![ムカムカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/103.png)
そんな母だから、訪問販売の人が来て、いろいろ訊かれると、何でもしゃべる。
「娘さんは何時頃に帰って来るの?」
という質問ならまだしも、
「娘さんはどこで働いているの?」
という質問にもぺらぺら答える![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
「娘さんは何時頃に帰って来るの?」
という質問ならまだしも、
「娘さんはどこで働いているの?」
という質問にもぺらぺら答える
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
「あのね、最近は詐欺とか空き巣狙いの人が、情報収集のために根掘り葉掘り訊くって言うから、何か訊かれても答えないように。
そういうことを答えると、娘に叱られるって言っときなさい」
そういうことを答えると、娘に叱られるって言っときなさい」
認知症予防の薬を飲んでる状態でも、これはちゃんと理解できたらしいのだが。
「今日さぁ、警察が来てさぁ。
家族の名前とか勤め先とかいろいろ訊かれたんだけど、警察じゃあ言わんわけにいかんでしょう?」
うううーーん……。
確かに警察官が来て、
「いまは災害も多いし、そういうときのために家族構成などを把握しておかないと」
とか言われたら、私だって答えないわけにはいかないだろうなぁ……。
実際、犬の散歩で他の地区へ行ったとき、警察官が玄関前で高齢者から何やら家族構成みたいなことを聞いてメモしている姿を見たことがある。
だからたぶん、本当の警察官だとは思うけど、警察の制服でさえ、本物かそれっぽい偽物かは分からないけど、ネットで買えたりするわけだよね?
だからたぶん、本当の警察官だとは思うけど、警察の制服でさえ、本物かそれっぽい偽物かは分からないけど、ネットで買えたりするわけだよね?
そうなると、もう見た目では区別がつかないじゃん?
警察手帳とか身分証みたいなのだって、普段から見る機会があるわけじゃなし、本当の警察かどうかなんて分かんないよ。
頼むから、そういうのを詐欺に利用するのは、本当にやめてほしいよね。