「生徒諸君!」の作者、庄司陽子先生の短編マンガで、理解不可能すぎて未だに忘れられない作品がある。

 

 公園でデートする1組のカップル。

 池のボートに乗りながら、彼女が別れを切り出す。

 でも、彼は彼女が好き。

 彼女も彼を好き。

 

 納得できない彼は、彼女を説得しようとするけど、彼女の意思は固い。

 最後は、彼も諦めて別れを受け入れる。

 

 

 

 ……はぁ?

 現時点では相思相愛なのに別れるの!?

 

 それだけで私には理解不可能だけど、去って行く彼の後ろ姿を見ながら彼女が泣く。

 いつか来る別れを、別の形で迎えたくなかった、と。

 

 うううぅぅぅぅん……。

 別れる前提? 

 別の形でってことは、先に彼の方が彼女を嫌いになって別れを告げられる、とか。

 今はこんなに好きな彼のことを、自分が嫌いになっちゃうのが怖い、という意味もあるかもね?

 

 だとしてもさぁ。このまま上手く行って結婚、って未来もあるかもしれないのに、それは考えないんだろうか。

 私も大人になったら、そういう気持ちが解かるかと思ったけど、結局、40年たっても理解できなかったわ汗

 

 

 そうしたら先日のある番組で、TOKIOの松岡くんが、

「好き過ぎて怖くて別れたことがある」

 と言っていた。

 このままでは自分がダメになっちゃう、と。

 仕事もできない、TOKIOもできなくなっちゃうから、と。

 

 

 うわぁ、リアルにいたよ。好き過ぎて、相思相愛なのに別れた人がガーン

 

 世の中には常に彼氏がいないとダメな人もいるよね。だから、別れてもすぐ次の人を見つけるとかね。

 私には、絶対にない要素だわぁ……。