腐女子、うっかりゲイに告る。
 
 こんなタイトルのドラマがNHKで放送されるんだから、時代は変わったなぁ……。
 子供の頃は、NHK=ニュースかスポーツ中継。ってイメージだったけど。
 
 だけど、茶化した内容ではなく、真正面から取り組んでる感じ。
 特に7話は、ついうるっと来そうになるくらい感動した。
 三浦さんのスピーチを止めようと、羽交い絞めにする教師たち。 
 そこに亮平くんが突っ込んでいくところが良かった。 亮平くん、あの子は本当にええ子やわ~キラキラ
 
 三浦さんも、あれだけ隠してた腐女子だってことを全校生徒の前でバラすなんて、勇気が要ったよねぇ。
 それも惚れた男のためだ。健気じゃぁ~。

 騒ぎを起こしたってことで反省文と、父親に腐女子であることが報告された、とのことだけど。
 父親に腐女子だってバラされる、ってちょっと嫌だよなぁ
ガーン
 

 うちには子供がいないけど、
「もしも三浦紗枝がうちの娘だったら」
 と考えたとき。
 
「はぁ? 腐女子? BL?
 何だ、そりゃ? そんなののどこがええのかちっとも分らんわ!!」
 って言いそうだな、うちのだんなは。
 
 でもね。
「別に腐女子なくらいええやん。つーか、私も腐女子ですけど?」
「えっ? お母さん、腐女子なの
!?
「そうだよ。現役腐女子かって訊かれたら、ちょっと分からんけど。
 私がまだ持っとるBL本読ませたるで、あんたが持っとるBL本、読ませやぁ」
「うん、分かったぁグッド!
「はぁぁぁ!? 2人とも腐女子って、何だそりゃあぁぁぁあせる
 ってオチがつくから、我が家では感動的な展開にはならんな~汗

 昔、一緒に働いてた直さんなんか、
「(長女の)美佐がBL小説書いたから、ゆいちゃん、読んで感想を教えて~」
 って頼んで来たで?
 
 素人レベルではあったけれど、それなりに良い出来だったので、思ったまま素直に誉めたうえで、技術的にまずいと思われる部分を2点注意したら、
「クラスの友達なんかは、ただおもしろいよ、って言うだけで、具体的な感想を言ってくれないんだって。
 だからすっごい喜んでたよ」
 と感謝された。
 
 だけどそれ、もう20年も前のことだからね?

 腐女子だってバレて友達無くすとか、やっぱ今でもあるのかなぁ。
 まあ、「そういうのキモイ」とか言う人は絶対いるだろうけどさ、クラス全員がそういう人ばっかじゃないじゃん。
 
 私が学生の頃だって、「風と木の詩」ファンの子がいたり、洋楽のいかにもゲイですっぽいグループのファンの子がいたりしたよ?
 いまなんか、「おっさんずラブ」が大人気になったり、ハライチの岩井さんは「BL好きです」ってテレビでしゃべったりもしてるくらいなのに。
 
 そこのところがちょっと気にはなったなぁ。
 ああ、あと、全校生徒の前でキスしたのは、ちょっと意味が分からなかったな。
 ハイテンションになってワケ分かんなくなってたのかもしれないけど。
 
 さて、さて。残すところあと1話のみ。
 完全ハッピーエンドってわけには行かないだろうけど、納得できる終わり方をしてくれるかなぁ?