74歳、男性です。

剣道の稽古をしています。

20数年前になりますが、私は、膝やふくらはぎを痛め困ったことがありました。当時は、変形性膝関節症とか言われました。会社の隣が、柔道整復師の医院でカイロプラクティックの先生でしたので、通い出しました。

またある日のことには、一泊登山の次の日に稽古をしようと思って竹刀を握ろうとしましたが、なぜが力が全く入らず竹刀を掴めなくなったということがあり、やはりこの医院で直して貰ったこともあります。

この先生、骨や関節を取り巻く筋肉が、剣道で無理に床を踏んだり、竹刀を振ったりで疲労がたまったところに持ってきて、重い荷物を背負って登山したことで耐えきれなくなってしまったんですよ、と。骨や関節を支える筋肉をしっかりつけないといけないと云って、膝や首のストレッチを教えて貰いました。

剣道仲間には、膝を痛め正座ができない、腰痛で休んでいるなどという話を聞くことが多いです。

「これはよくない!」と、これをキッカケに本を読み漁り、ナンバ歩きから、床めがけてパンチを繰り出す方法でナンバ走りをしてみたり、雲の上を歩く様な気持ちでフワリ、フワリと歩くんだとかいろいろ。

その内に『蹴らない、捻らない、力まない』をテーマにする常歩(なみあし)剣道の本を知り、試し始めたのでした。

今では、ネットで見ることができますが、始めた頃はそういうものもなく見たこともない聞いたことも方法なので、ともかく本に書かれたことを頼りに試行錯誤の連続でした。

いまもその最中ですが、とりあえず、稽古をしても膝や肩など節々の痛みが気にならなくなり、身体もよく動いて気持ちのいい稽古ができるようになりました。股関節や肩胛骨を意識して動かすことが、それのひとつの鍛錬でした。

さらにこれらの動き(操作)はスキーにも応用出来ました。スキー・インストラクターの方に云わせれば、膝の抜きは余計な操作法と言われましたが。