あなたにとって「明日」とはなんですか。
今日、とあるニュースが目に入ってまいりました。
文章をそのまま掲載させて頂きました。
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重度の知的障害がある長男りゅうさん(当時17歳)を殺害したとして,
殺人罪に問われた無職、坂山文野被告(54)の裁判員裁判で、
京都地裁(増田啓祐裁判長)は13日、懲役3年、
執行猶予5年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。
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お母さんは、離婚をなさり、お一人で支えていらしたそうです。
無理心中を図ったそうです。
罪ではあります。
亡くなられたりゅうさんには、もう明日はありません。
でも生き残ったお母様にある明日とはなんでしょうか。
「その時」一緒に、お母様も亡くなったのだと思います。
「生きる」ことは簡単です。
食べることで命はつながり、
寝ることで明日がまいります。
でも、何もせずに食べ物や眠りは手に入りません。
障害をもつお子さんを抱え、明日につなぐその日常は、
お一人では到底無理です。
この苦悩が永遠の様に思えてしまいます。
その苦悩しか見えなくなります。
苦悩する者には「明日」は遠い未来に感じるものです。
核家族や離婚等で、孤立家庭は増えました。
親の介護、伴侶の介護、きょうだいの介護、貧困、家庭崩壊。
人が生きる上で、誰しも直面するかもしれない状況です。
どうしようもなくなった苦しい時は、行動を起こしてください。
未来は変えられます。
今日ダメでもまた明日。
明日は一番近い未来なのです。
今朝は最後の朝顔の種取りをいたしました。
本日は寒波で、肌を切り裂く様な冷たい風と、そして雪。
今年最後の鉢植えも、雪をかぶっています。
花弁を閉じたピンク色の花が、痛々しく感じます。
冷たい霜や雪にあたり、何度か凍みています。
それでも咲いているイモカタバミさんです。
「すごい、すごい」とほめるので、イヤイヤ咲いているのかもしれません。
見た目の可憐さと異なり、大変丈夫です。
南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として入ってきたのだそうです。
花は、今咲くことだけを考えています。
そして、それは未来へつなげる種子を残すことになるのです。
人だって同じです。
今日一日を、まずは過ごしていただきたいのです。