おホシ様キラキラ!玄挽きもイケてる「蕎麦茶寮きむら」さん
失礼ながら利根・沼田や前橋など他地域に比べた場合、どうしても食文化の発達が芳しくないお見下されがちな北群馬・渋川地区。でも、小まめに調べてみると、それは明確な根拠に基づかない、悪しき風評に過ぎません
なかでも、渋川の銘菓「黄金いも」は、地元で古くから親しまれています。老舗の錦光堂さんのものが有名ですが、私は「米壽堂」さん(渋川市長塚町)のものが大好きです。
ネットで「黄金いも」を検索してみると、他にも色んな生産地が見つかりました。でも、私は米壽堂さんのものが日本一だと確信しています
そもそも水澤観音の門前にはうどん店街があり、「水沢うどん」の名で知られています。北群馬・渋川地区にはその他にも大勢のリピーターを生んだ、魅惑の食べ物が数多くあります
さて、本題に移ります。
今回は隣町の本格派のそば屋さん、「蕎麦茶寮きむら」吉岡町北下)を紹介させて頂きます。
実は、「きむら」さんを当ブログで紹介させて頂くのは今回が2回目です(参照:隠れ家的な名店「蕎麦茶寮 きむら」さん)。
今月18日、久々に暖簾をくぐらせて頂きました
「蕎麦茶寮きむら」さんの店舗の佇まい 平成26年5月18日撮影。店舗の場所が分かりにくいのですが、それでもいつも通り店内は大勢の顧客で賑わっていました。
天井が高い店内 「蕎麦茶寮」の名前通り、美味しいコーヒーも入れてもらえます。でも私はコーヒーが飲めない体質。残ネーーーン
お品書き(1) そばは2種類あります。私の定番は「せいろ蕎麦」ですが、今回はあえて「厳挽き蕎麦」を選択させて頂きました。
お品書き(4) ほとんどの顧客が注文してる「ランチめにゅー」。天丼ランチは何と1000円!安ッ!!
いつもの「せいろ蕎麦」ではなく、今回は玄挽き蕎麦(700円税別)を注文させて頂きました。
玄挽き蕎麦 そばの香りが心地良く、そば好きの私には堪りませんでした
玄挽き蕎麦(拡大) 玄挽きですが、見事につながっています。エッジも鋭角に立っています
玄挽き蕎麦(さらに拡大) おホシ様キラキラ!なお、ホシとはそば用語で、麺に含まれた甘皮のことで、そばの香りの主成分でもあります。
玄挽きそば(田舎そば)は本来のど越しの良さよりもそばの香りを優先して打つもの。そばの香りの主成分である甘皮その文グルテンの比率が低く、製麺の段階でつながりにくいはずなのに、なぜか長さの揃った、しなやかな細打ち麺。おそらくこれが限界の太さなのかも。
つまり、ご主人の技術が最大限に活かされた結論こそ、こののど越しも決して悪くない玄挽きそばなのでしょう。
そばつゆについても、ご主人の優れた力量を感じさせる仕上がり。麺がウマいわりに肝心のつゆが物足りないお店が少なくないなか、このこだわりは素晴らしいと思います
そばつゆ 鯖節の出汁がよく利いた、やや辛めの味付けです。もちろん、出汁とかえしが見事に馴染んでいます
そして、最後に頂いたそば湯。
そば湯 「蕎麦家りく」さんのように、できれば湯飲みをもう一つ欲しい気がします(参照:お昼はやはり「蕎麦家 りく」さん)。
まずはストレートで。口から喉元にかけて、そばの心地良い香りが染み渡ります。
2杯目はつゆと混ぜて頂きました。
そして、途中から刻みネギを投入。
3杯目はおろしワサビを投入。
そば湯も色んなバリエーションで楽しめます
こんな記事を書いてたら、無性にそば湯が飲みたくなってきました
今回は以上です。ご訪問頂き、ありがとうございました。
また、私、白髪磨人は奮ってそばグルメ情報を読者の皆さんにご提供致します