最初にお断り申し上げます。今回私、白髪磨人は人文科学の研究姿勢に関し、やや強めの毒をたくさん吐かせて頂きますので、ご注意下さい

 この時点で「磨人、うざったい!」と思われた方は、別のブログやサイトにお移り下さい。さようなら・・・


 そして・・・


 改めまして、こんにちは!白髪磨人です。読者の皆さんにはいつもいつもお世話になります お陰様でブログのランキングもまだ黒帯を締めるまでには至りませんが、始めた半年前と比べれば信じられないぐらい上位に名前を連ねさせて頂いております。本当にありがとうございます


 今回は、私が現地・現物観察至上主義にこだわる理由について、2回に分けて論じさせて頂きます。


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  私が現地・現物観察至上主義にこだわるわけとは?前)


 頭デッカチの「歴史屋さん」


 ところで、私は本を読むのは嫌いではありませんが、本を読んだだけで全てを理解したかのようにふるまう頭デッカチが大嫌いです(毒舌➀)。


 皆さんの周りにもそんな人いませんか?知ったかブリブリで、知識の引き出しを人に見せびらかしたいヤツが!嫌ですよねーッ(毒舌➁)


 学校の教員という職業は、世間から隔離されがちなもので、つい身内の話になってしまいますが、28年目を迎えた私の教職生活の振り返ると、なかでも歴史を教える先生方にそんなタイプが多いようです。私はそんな方々を蔑み、腹のなかでは「歴史屋さん」と呼んでいます(毒舌➂)。


 言い方を変えれば、木を見て森を見ないタイプ。歴史に関する知識の引き出しはたくさん所有しておられます。ところが、それが果たして歴史事象全体のなかで相対的にどんな価値をもつのか、よく分かっておられない歴史屋さんをよく見掛けます(毒舌④)。


 でも、所詮それらの知識は他者からの受け売りですし、断片的なものに過ぎません。そして、レベル的にも教科書止まりで、味気ないものばかり。そんな低レベルの知識を堂々と公にさらすこと自体、恥ずかしくないのでしょうか(毒舌⑤)



 真の「知識」とは自分で確かめたもの


 私、白髪磨人は、当ブログのタイトルに「自分で確かめたマジな近現代史・グルメなそば」を掲げております。最も注目して頂きたいのは、「自分で確かめた」という文言です。これには、私から読者の皆さん、そして社会に対する強めのメッセージを込めさせて頂きました


 私は、真の「知識」とは、他者の著作物からの受け売りではなく、自分の目で見て、耳で聞いて、心で感じたものを総合的に分析し、客観性を獲得したものだと思います。つまり、先人たちの研究成果の延長上に立ち、自分でも苦労した結果、公(みんな)に資するものとして見出され、公に受け容れられたものなのです


 俗な言い方をすれば、「人の物真似はいけません!オリジナルが大切です!仮に真似るなら、その人に最大限の敬意を払いなさいよ!あなた」といったところでしょうか


 ここで、人文科学の研究が悪い方向に走りがちな事例として、唐突ではありますが、考古学を取り上げさせて頂きます。


 ところで、考古学って、公(みんな)のために役立つ学問なの


 昨年、自宅近くで規模の大きな古代集落の遺構が出土し、大々的な発掘調査が展開されました。つい最近まで、アルバイトで雇われたと思しき、大勢のお年寄たちが早朝から現場に集合する姿を通勤時に毎日見掛けました


 そして、その結果、たくさんの縦穴住居跡のほか、土器や石器などの遺物も見付かりました。ご苦労様でした。

 でも、それらは、素人目ではありますが、古代の遺跡としては何の変哲のない、見栄えのしないものでした。

 もちろん、文化財保護法の趣旨に則って発掘作業は慎重に行われなければならないのは十分承知しています。でも、そんなロクでもない遺跡を半年以上もかけて調べたわけです。なお、発掘調査に必要な経費は、もちろん私たちの税金で賄われています。

 読者の皆さん、おかしいとは思いませんか?お年寄りの小遣い稼ぎにはなったようですが、出費を抑え、短気集中的に片付けることができたはずです。つまり、古代遺跡の発掘調査こそ仕分けされるべき無駄な公共事業そのものでしょう(毒舌⑥)

 
  
 近所の発掘現場 
竪穴住居跡がいくつも出土しました・でも、それがどーした!


 ところで、現代に生きる私たちの暮らしに直結するはずのない古代の遺跡を調べること自体にどんな意義が見出せるでしょうか?(毒舌⑦)


 結論から先に申し上げます。私は原始・古代史の研究に多額の公的資金を投入するのは大反対です(毒舌⑧)。


 エッ!?「どーして?」ですって??


 そりゃーそーでしょ!

 原始・古代を色々掘り起こしたところで、何の役にも立たないでしょ!そもそも結果が見え見えのさもしい発掘調査なんて要りません 所詮、遺跡発掘調査なんて、考古学マニアの歴史屋さんが半ば趣味で地面を相手にしているお遊びのようなお仕事でしょ!毒舌⑨)


 時には原始・古代史の常識を塗り替える大発見もあるでしょう。でも、それがどーした

 原始・古代史はこれ以上調べても史実を揺るがすような新たな発見はほとんど出て参りません。何しろ原始・古代史に限って言えば、調べるべき分野はほぼ手を尽くしたはずです。時には捏造事件もありました(F村事件)。今後、仮に新発見があったとしても、それは些末な事象に過ぎないでしょう(毒舌⑩)。

 それでも地面を掘り続けることに、何か特別の意味があるのでしょうか(毒舌⑪)

 税金の無駄遣いは厳しく仕分けされなければいけません

 全部止めなさい!もうこれ以上、原始・古代史を掘り起こす必要はありませんから・・・

 
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 ついに毒舌が10回を超えてしまいました

 これ以上続けると、いくら健常な読者の皆さんでも、心身に支障をきたしてしまうかも?それは私の本意ではありません


 なので今回は一旦終了させて戴きます。次回乞うご期待