入山郷の嬉しい本格派そば 「そば処 六合 野のや」さん

  本日、老母を連れて西吾妻の山奥に出掛けました。

 オッと!勘違いされては困ります。

 老母を山に捨てるためではありません

 お目当ては旧六合村入山郷のコシアブラ(コシくん)採りです

 でも、今日は下見です。ベストサイズを大量に収穫するためには、芽の膨らみ具合をシビアに観察しておく必要があります。これは私にとって毎年この時期に繰り返されるルーティーンにようなものなのです

 自宅を出発し、老母を拾って北群馬郡を出発したのが午前9時。現地には同10時半頃到着しました。


 旧六合村入山郷
 日当たりの良い南向き斜面に集落が立地しています。それにしても勾配のキツさは半端ではありません なお、背景は草津方面の山並みです。 


 
 入山郷から望む草津方面の山並み 今年は例年よりも残雪が多めです  


 早速、コシくんの穴場に潜入したところ・・・

 案の定、芽の大きさは軒並み5cm程度でした。

 収穫するにはまだ早すぎました
 
 そこで、標高を下げ、別の場所に移動。

 すると、食べ頃のコシくんが私を待っていてくれました

 でも、運動量のわりに本数が少な過ぎ。

 ということで、本日の山行は早々と終了。

 気短な私にとって、時間をかけて一つ一つ集めていく採り方は耐えきれません。イワナ釣りでも同じですが、短時間でバリバリ釣れないと気が済まない、贅沢でわがままで貪欲な白髪のおじさん。それが私なんです。

 でも、そんな気難しい自分を満たすために、これまで研究に研究を重ねて参りました。そして、その成果は私のかけがえのない財産です・・・


 さて時刻は正午過ぎ。以前から気になっていた入山郷引沼地区のそば屋さんに出掛けてみました。

 お店の名前は「そば処 六合 野のや」さん。確か2,3年前に開業した真新しいお店です。

 
 店舗の佇まい 周辺の自然に溶け込みそうな木造のシックな感じが素敵です。看板も渋い

 
 地名「六合」の由来を記したプレート 「六合」と書いて「くに」と読みます。このプレートは店の玄関に置かれていました。手作りでしょうか?

 
 軒下の特設テーブル席 店内には座敷席もありましたが、膝の弱い老母のリクエストで、外のテーブル席に座らせて頂きました。 

 
  おしながき他 やはりこの時期、山菜天ぷらがお薦めでした。
 
 
 
おしながきの中身(1) 以下、大してご覧下さい。
 


 おしながきの中身(2)

 
 
 おしながきの中身(3)
 


 おしながきの中身(4)
 

 
 おしながきの中身(5)
 

 おしながきの中身(6)

 
 「じゃおう」味噌の焼きおにぎり
 「じゃおう」とはフキノトウのことだそうです。ソーッ!減量中でなければ頂いたのですが・・・
 

 
アッ言う間に出来上がり。実に早い

 頂きま~す

 
 
 もりそば(800円) 
二八蕎麦です。こんもりとしt盛り付け方も素敵  

 
 もりそば(拡大) 
喉越し抜群の極細麺。包丁さばきに職人技を感じました

 
 もりそば(さらに拡大) ちょっとボケてしまいました 極細麺ですが、見事につながっていました。

 
 そばつゆ 明らかに甘口でした。麺との相性を考えると、辛めの方が良さそう・・・

 
 二八ということもありますが、それでもギリギリまで麺を太さを制限するこだわりはさすがです。しかも、つながり具合も申し分ありませんでした。

 手繰り終え、勘定する際に厨房の御主人に声を掛けてみました。


 磨人 「細打ち麺で喉越し抜群!見事な包丁さばきっすね!」

 御主人「ありがとうございます!」

 女将さん「ウフフ  またいらしてください!」


 顧客をもてなす女将さんも気さくでお人柄が良く、だいぶ得した気分になりました。

 やはり、そばっていいですね。こんな素敵なお店に出会えた途端、幸せな気分に満たされてしまいますから。

 
 付け合わせの葉ワサビ 甘辛く炒めたものでした。


 そば湯 サラッとした飲み物といった感じでした。

  
 店内に飾られた大イワナの魚拓 
が何と尺上、38cmもあります。すぐ近くを流れる八石沢下流の「仙の滝」で釣り上げたもののようです。おそらく川の主でしょう。なお、同滝は国道から見えます・・・でも、オレは17年前、白砂川のさらに上流部(八間沢)で45cmのイワナくんを釣り上げたことがあるんだぜ!フッ、フッ、フッ・・・


 今日はとりあえずコシくんの芽が開き始めたっことが確認できただけで満足。近々再び入山郷に出掛けます。おそらく今年も大量に収穫できるはず。私にとってGWはこれからです

 
  市販されていたコシくん  帰りに立ち寄った「道の駅八ツ場ふるさと館」さんで販売されていたコシくん。何とこれぽっちで450円もしました 私は毎年この20~30倍収穫しています(自慢してスミマセン)。なお、「八ツ場」と書いて「やんば」と読みます。


 アレアレッ?

 今回はそばと関係のないネタばかり書き並べてしまいました。スミマセン

 でも、「そば処 六合 野のや」さんは読者の皆さんにぜひ(×2)おススメしたい本格派のそば屋さんです。渋川伊香保ICから現地まで、車で最速でも1時間半程かかりますが、都会の雑踏とは対極をなす、のんびりした山里も魅力です。ぜひ出掛けてみて下さい。


 今回は以上です。ご訪問頂き、ありがとうございました。