本日より、当ブログで私たちの郷土史研究サークル「ねむの会」が過去に行ってきた研修の数々を紹介させて頂きます。大勢の方々に歴史、とりわけ近現代史の真実を知って頂けるよう、記事の充実に努めさせて頂きますので、よろしくお願いします。
思い起こせば、ねむの会の研修は平成21年に始まりました。まずは当時を振り返りながら、 残してきた記録の数々を紹介させて頂きます・・・
さて、同年秋、明治時代に秩父で発生した大騒乱として歴史教科書にも登場する秩父事件について調べました。歴史教科書では同事件に関する記述が曖昧で少なすぎるため、どうしても旧自由党員に扇動され、浮かれ上がった農民たちの暴動というイメージが先行しがちです。
でも、実際のところ、それは本当なのか?歴史の見方とは、それほど単純に割り切れるものなのか?
評価が分かれる歴史的事項については、教科書はあえて両論を併記するなどの配慮が必要なのではないだろうか?
ねむの会は、秩父事件に限らず、そうした疑問に対し、あやしい通説や風説、ときには歴史教科書にも反旗を翻しながら、自らの目や耳で答えを探す活動を「研修」と称して、この4年間、たゆまぬ活動を展開して参りました。
次回は、4年前の秩父研修の成果について、現地で撮影した写真を交えながら詳しく紹介させて頂きます。ご訪問頂き、ありがとうございました。
この写真は平成16(2004)年に公開された映画「草の乱」のポスターです。なお、同映画は秩父事件
120周年を記念して制作された作品で、監督は神山征二郎氏です。出演者は、主役の緒方直人さん(井上伝蔵役)をはじめ、故田中好子さん(元キャンディーズ)、杉本哲太さん、林隆三さんなど、著名な役者さんばかりです。
私たち「ねむの会」は秩父に入る前、聴き取り調査の際に恥をかかぬよう、事前研修と称して、この映画を鑑賞させて頂きました。なお、この映画はTUTAYAさんでレンタル可能です(私は2回も借りてしまいました:笑)。見応えある映画ですので、皆さんにもぜひお薦めします! (白髪磨人)