7月14日 赤沢宿 知床
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7月14日
7月14日(しちがつじゅうよっか、しちがつじゅうよんにち)はグレゴリオ暦で年始から195日目(閏年では196日目)にあたり、年末まであと170日ある。
目次 [非表示]
1 できごと
2 誕生日
3 忌日
4 記念日・年中行事
5 フィクションのできごと
5.1 誕生日
5.2 忌日
6 関連項目
できごと [編集]
1223年 - フランスでルイ8世が国王に即位。
1789年 - パリの民衆がバスティーユ牢獄を襲撃・占領、政治犯を解放。フランス革命の勃発。
1843年(天保14年6月17日)- 新潟が天領とされ新潟奉行が設置される。
1853年 - ニューヨーク万国博覧会開幕、会期は翌年の11月1日まで。
1853年(嘉永6年6月9日) - 黒船を率いて来航した米国東インド艦隊指令長官マシュー・ペリーが久里浜に上陸。
1889年 - パリで第二インターナショナルが結成される。
1899年 - アクレ州がボリビアからの独立を宣言、アクレ州とボリビアとの紛争はブラジルの介入を招き、アクレ州は1903年にブラジル領となる。
1908年 - 日本で桂太郎が第13代内閣総理大臣に就任し、第2次桂内閣が発足。
1920年 - 中華民国で北洋軍閥同士の戦争が起こる(安直戦争)。
1933年 - ドイツでナチ党を除く全政治政党が禁止される。
1945年 - 太平洋戦争: アメリカ海軍空母艦載機による北海道空襲。
1958年 - イラクでアブドゥル・カリム・カースィム率いるアラブ民族主義者らによるクーデターが起き、王政が打倒され、共和国が樹立される。(イラク革命)
1959年 - 朝日新聞が熊本大学医学部の調査チームによる水俣病の有機水銀中毒原因説をスクープ。
1960年 - 岸首相が池田新自民党総裁就任祝賀会からの帰路、暴漢の襲撃を受け重傷を負う。
1964年 - 東京都品川区勝島で、株式会社宝組のニトロセルロース蓄積倉庫から出火。爆発を伴う火災により倉庫の壁が崩れ、下敷きになった消防職員18人、消防団員1人が死亡。負傷158人の惨事が起きる。(勝島倉庫火災)
1967年 - 世界知的所有権機関を設立する条約がストックホルムで調印。
1968年 - プラハの春: ワルシャワ会談が行われる。
1969年 - サッカー戦争: エルサルバドル軍がホンジュラスに侵攻。
1970年 - 日本の呼称を「ニッポン」に統一することが閣議決定される。
1977年 - 日本初の気象衛星『ひまわり1号』が米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる。
1989年 - パリで第15回主要国首脳会議(アルシュ・サミット)が開幕、会期は7月16日まで。
1998年 - 趙治勲が本因坊戦10連覇を達成する。
2005年 - 北海道の知床半島が世界自然遺産に登録される。
2005年 - 第7回ワールドゲームズがドイツのデュースブルクで開幕、会期は7月24日まで。
2008年 - 東京スカイツリー起工式典が行われる。2011年度開業予定。
誕生日 [編集]
1454年 - アンジェロ・ポリツィアーノ、人文主義者(+ 1494年)
1810年(文化7年6月13日) - 徳川斉荘、田安家当主・尾張藩主(+ 1845年)
1858年 - エメリン・パンクハースト、婦人参政権活動家(+ 1928年)
1862年 - グスタフ・クリムト、画家(+ 1918年)
1864年 - エドゥアルト・エンゲルマン、フィギュアスケート選手・エンジニア(+ 1944年)
1868年 - ガートルード・ベル、イギリスの女性情報員(+ 1926年)
1888年 - フリッツ・ゼルニケ、物理学者(+ 1966年)
1890年 - オシップ・ザッキン、彫刻家・画家(+ 1967年)
1913年 - ジェラルド・R・フォード、第38代アメリカ合衆国大統領(+ 2006年)
1918年 - イングマール・ベルイマン、映画監督・脚本家 (+ 2007年)
1923年 - 福田歓一、政治学者 (+ 2007年)
1926年 - ウォーリス・ディーステルマイヤー、フィギュアスケート選手(+ 1999年)
1931年 - 伊上勝、脚本家(+ 1991年)
1936年 - 鵜狩道夫、プロ野球選手
1937年 - 森喜朗、第85・86代内閣総理大臣
1944年 - 久米宏、アナウンサー・キャスター
1945年 - 大澤孝征、弁護士
1946年 - 藤井健、歌手
1947年 - ダニー・ウォルトン、プロ野球選手
1947年 - 島津ゆたか、歌手
1952年 - 水谷豊、俳優
1952年 - 松崎泰治、プロ野球選手
1953年 - 岡田克也、政治家
1953年 - ドロテ、歌手、女優、テレビ司会者
1954年 - あいはら友子、女優、株式研究家、画家。
1955年 - 扇一平、文化放送アナウンサー
1961年 - 斉藤慶子、女優
1962年 - 菅原正志、声優
1963年 - 西川佳明、プロ野球選手
1964年 - ミゲール・インデュライン、自転車競技選手
1964年 - 椎名桔平、俳優
1964年 - 新谷博、プロ野球選手
1965年 - 松本孝美、モデル
1966年 - 藤咲あゆな、ジュニアノベル作家、アニメ脚本家。
1967年 - 清水一哉、俳優
1967年 - 渡辺政仁、プロ野球選手
1968年 - 佐藤弘道、タレント
1968年 - デリック・メイ、プロ野球選手
1969年 - 桜庭和志、総合格闘家
1969年 - ビリー・ヘリントン、元AV男優
1971年 - 福本ヒデ、芸人(ザ・ニュースペーパー)
1972年 - 鈴木真仁、声優
1974年 - 羽生未来、女優(+2005年)
1975年 - ティム・ハドソン、メジャーリーガー
1976年 - 福本誠、プロ野球選手
1977年 - ヴィクトリア、スウェーデン王太子
1979年 - 本谷有希子、演出家
1979年 - 辻俊哉、プロ野球選手
1979年 - セルゲイ・イグナシェヴィッチ、サッカー選手
1980年 - 小山良男、プロ野球選手
1981年 - YOMI、ミュージシャン(ナイトメア)
1981年 - 古谷拓哉、プロ野球選手
1982年 - 相原梨花、AV女優
1982年 - 三好ジェームス、アナウンサー
1985年 - 羽田夕夏、AV女優・ストリッパー
1986年 - 稲森しほり、AV女優
1986年 - 熊谷ちか、グラビアアイドル
1988年 - ジェームズ・ヴォーン、サッカー選手
1988年 - 川幡こころ、AV女優
1989年 - メーガン・オスター、フィギュアスケート選手
1990年 - 井上祐樹、ジャニーズJr.
1993年 - 聖夏、ジュニアアイドル
忌日 [編集]
664年 - カンタベリーのデウスデディトゥス、カンタベリー大司教
809年(大同4年5月28日) - 大伴弟麻呂、公卿、史上初の征夷大将軍(* 731年?)
1223年 - フィリップ2世、フランス王(* 1165年)
1242年(仁治3年6月15日)- 北条泰時、第3代鎌倉幕府執権(* 1183年)
1353年(正平8年/文和2年6月13日)- 佐々木秀綱、室町時代の武将
1486年 - マーガレット、スコットランド王ジェームズ3世の妃(* 1456年)
1638年(寛永15年6月3日)- 高松宮好仁親王、江戸時代の皇族(* 1603年)
1704年 - ソフィア・アレクセーエヴナ、モスクワ大公国摂政(* 1657年)
1711年 - ヨハン・ウィレム・フリーゾ、オラニエ公(* 1687年)
1714年(正徳4年6月3日)- 瑤泉院、赤穂藩主浅野長矩の正室(* 1674年)
1770年(明和7年6月22日)- 京極宮公仁親王、江戸時代の皇族(* 1733年)
1775年(安永4年6月17日)- 黒田継高、第6代福岡藩主(* 1703年)
1777年(安永6年6月10日)- 加藤美樹、国学者・歌人(* 1721年)
1793年 - ジャック・カトリノー、ヴァンデの反乱の指導者(* 1759年)
1794年 - ジャン・フレデリック・エデルマン、作曲家(* 1749年)
1817年 - スタール夫人、評論家(* 1766年)
1824年 - カメハメハ2世、ハワイ王(* 1797年)
1827年 - オーギュスタン・ジャン・フレネル、物理学者(* 1788年)
1879年 - ヨハン・カール・ローゼンクランツ、哲学者(* 1805年)
1881年 - ビリー・ザ・キッド、西部開拓時代のガンマン・アウトロー(* 1859年)
1904年 - ポール・クリューガー、トランスヴァール共和国大統領(* 1825年)
1907年 - ウィリアム・パーキン、化学者(* 1838年)
1910年 - マリウス・プティパ、バレエダンサー・振付師(* 1818年)
1927年 - フリッツ・ホフマン、陸上競技選手(* 1871年)
1933年 - レーモン・ルーセル、小説家・詩人(* 1877年)
1939年 - アルフォンス・ミュシャ、グラフィックデザイナー(* 1860年)
1950年 - 三淵忠彦、初代最高裁判所長官(* 1880年)
1953年 - リヒャルト・フォン・ミーゼス、工学者(* 1883年)
1954年 - ハシント・ベナベンテ、劇作家(* 1886年)
1958年 - 吉阪俊蔵、内務官僚(* 1889年)
1958年 - ファイサル2世、イラク王(* 1935年)
1960年 - モーリス・ド・ブロイ、物理学者(* 1875年)
1965年 - アドレー・スティーブンソン、イリノイ州知事・米国連大使(* 1900年)
1969年 - 坂本繁二郎、画家(* 1882年)
1969年 - 富永次郎、美術評論家(* 1909年)
1974年 - カール・スパーツ、アメリカ空軍大将(* 1891年)
1974年 - 琴錦登、大相撲の力士(* 1922年)
1979年 - ゲオールギイ・ベリーエフ、航空機設計者(* 1903年)
1980年 - 南洋一郎、作家・冒険小説家(* 1893年)
1981年 - 大山デブ子、女優(* 1915年)
1986年 - レイモンド・ローウィ、インダストリアルデザイナー(* 1893年)
1990年 - 須田剋太、画家(* 1906年)
1994年 - 岡原昌男、第8代最高裁判所長官(* 1909年)
1996年 - ジェフ・クロスノフ、レーシングドライバー(* 1964年)
1998年 - グエン・ゴク・ロアン、南ベトナム警察庁長官(* 1931年)
1999年 - 山花貞夫、第12代日本社会党委員長(* 1936年)
2000年 - マーク・オリファント、物理学者(* 1901年)
2000年 - 浜田輝男、実業家・北海道国際航空創業者(* 1941年)
2001年 - 石川利光、小説家(* 1914年)
2002年 - ホアキン・バラゲール、ドミニカ共和国第39・45・49代大統領(* 1906年)
2002年 - 三井理峯、政治運動家(* 1911年)
2005年 - 大沢清、プロ野球選手(* 1916年)
2005年 - シシリー・ソンダース、医師・作家(* 1918年)
2007年 - 広沢直樹、公明党衆議院議員(* 1931年)
2007年 - 谷川明美、アナウンサー(* 1966年)
2007年 - 遠藤俊介、写真家(* 1977年)
2008年 - 大野晋、国語学者・学習院大学名誉教授(* 1919年)
記念日・年中行事 [編集]
フランス革命記念日(フランス)
1789年7月14日に、パリ市民がバスティーユ牢獄を襲撃し、これがきっかけとなってフランス革命が起こったことに由来。
ペリー上陸記念日
1853(嘉永6)年、アメリカの4隻の黒船艦隊が江戸湾の浦賀沖に現れ、ペリー提督が久里浜に上陸して将軍への親書を渡した。蒸気船をお茶の銘柄・上喜撰にかけて太平のねむりをさます上喜撰たった四はいで夜もねられずと狂歌に詠まれるほど、江戸の街は大混乱となった。幕府は、翌年のペリー再来に備えて品川沖に6基の砲台(台場)を作った。翌年来航したペリーとの間で「日米和親条約」が結ばれ、日本の鎖国が終った。
内視鏡の日
内視鏡医学の更なる発展及び普及を願って、2006年から、 ”内視”の語呂合わせ(7と14=ナイシ)で(財)内視鏡医学研究振興財団が制定。
忌日 [編集]
1789年 - オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ、ベルサイユのばらに登場するキャラクターで主役の一人(*1755年)
バスティーユ襲撃参加中、王党派ド・ローネー侯の部下からの銃撃により重傷・絶命。
関連項目 [編集]
旧暦:7月14日
記念日・年中行事
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カテゴリ: 日付 | 7月
最終更新 2009年7月13日 (月)
赤沢
赤沢(あかさわ)は、山梨県南巨摩郡早川町の集落。日蓮宗の総本山である身延山と、同じく日蓮宗の霊山である七面山とに参拝する客の宿場として栄え、重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている。
歴史 [編集]
赤沢の草分けとされる家は2軒あり、そのうち1軒は1274年(文永11年)に来住したという伝承を持つ。また、赤沢の檀那寺である日蓮宗長徳山妙福寺は、もともと真言宗の寺であったが、1277年(建治3年)、日蓮の高弟、日朗との宗旨問答に負けて日蓮宗に改宗したとの由緒を持つことから、この時期には人家があったことが推測される。
もう1軒の草分けが来住したのは1582年(天正10年)とされ、1591年(天正19年)の検地帳には17戸の家数が記載されている。 検地帳などからは、近世から現代まで戸数30戸前後で推移していることがわかる。 江戸時代の早い段階で、隣の小縄村、高住村と一括されて「小縄高住赤沢村」として公式の文書に登場するようになる。3村一括の状態は、1874年(明治7年)に本建村赤沢区となるまで続いた。 1889年(明治22年)には、本建村と硯島村との間で組合村が成立したが、1911年(明治44年)には解消。1956年(昭和31年)には、本建村の合併により、早川町赤沢となった。
近世後半から第二次世界大戦前までは参詣客が多く、赤沢が最も栄えた時期と考えられる。人々は、参詣客相手の旅館や食堂、案内役・荷物持ちのほか、七面山敬慎院への物資運搬、身延山と七面山との連絡役、林業、木工業などを生業としていた。
景観と建造物 [編集]
赤沢は、1993年に重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けた。地区の種別は山村・講中宿で、選定基準は「(3)伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示しているもの」。 山の中腹に位置する山間集落であり、家屋以外に畑や水場なども一体的な景観をなしており、街道の両側に建物が軒を並べるという一般的な宿場町とは違った景観を形成している。 建物の造りとしては、座敷の2辺を囲む周り土間が特徴である。これは、大勢の参拝客が一斉にわらじを脱いで家に上がれるようにとの理由からである。板葺き石置き屋根が一般的であるが、江戸屋、大阪屋といった主な旅館では、大正時代にトタン屋根が導入され、伝建の指定においても、その歴史的経緯からトタン屋根が認められている。
参詣客 [編集]
身延山・七面山参詣は、自動車交通の一般化以前は、身延山久遠寺から奥の院に登り、そこから赤沢に降りて1泊し、翌日七面山に登るというコースが一般的であった。
江戸時代、庶民の物見遊山が一般化する過程で客が増えたと考えられ、最盛期である明治期には、総戸数40戸程度の集落に9軒の旅館があった。最も客の多い夏の時期には旅館だけでは客を泊めきれず、旅館の蔵や周囲の民家にも宿泊したという記録がある。また、1晩泊まるのではなく、第1陣の客が何時間か仮眠のあと出発すると第2陣を泊め、その後は第3陣と、3交代で泊めたという話も地元に伝わっている。
しかし、七面山登山口までの車道が整備されると、参詣客は身延山を往復し、その後七面山登山口にバスで来て七面山を往復して帰る、というコースを取るようになり、中継点である赤沢から客足が遠のくこととなった。
利用客の減少や後継者がいないなどの問題があり、1990年代前半に6軒あった旅館は2000年前後には3軒に減少、2005年からは、営業を続ける旅館は1軒のみである。
この「赤沢」は、日本の歴史に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています(P:歴史/P:歴史学/PJ日本史)。
この「赤沢」は、日本の地理に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています(P:日本の地理/P:日本の都道府県)。
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最終更新 2009年5月17日 (日)
知床 (世界遺産)
知床
(日本)
知床五湖と硫黄岳
(英名) Shiretoko
(仏名) Shiretoko
面積 56,100 ha
登録区分 自然遺産
登録基準 自然遺産(9),(10)
登録年 2005年7月17日
拡張年
備考
公式サイト ユネスコ本部(英語)
地図
世界遺産テンプレートを使用しています
表・話・編・歴
知床(しれとこ)は日本にある世界遺産登録物件。2005年7月14日に南アフリカ共和国 ダーバンで行われた第29回ユネスコ世界遺産委員会で2005年7月17日正式に登録された。
目次 [非表示]
1 概要
2 登録までの道標
3 登録基準
4 世界自然遺産委員会との対応
4.1 第29回委員会決議(2005年)
4.2 委員会決議後の対応(2005年-2007年)
4.3 現地調査による評価(2008年)
4.4 第32回委員会決議(2008年)
5 観光地としての課題
6 アクセス
6.1 ウトロ側
6.2 羅臼側
6.3 ウトロ~羅臼
7 関連項目
8 外部リンク
概要 [編集]
北海道の東端にあるオホーツク海に面した知床半島と、その沿岸海域が登録の対象となっている。半島中央部は、千島火山帯が貫き、海岸線は荒く海に削られた地域である。冬には世界で最も南端に接岸する流氷が訪れる。この流氷により大量のプランクトンが、サケなどの豊富な魚介類が生息する。サケは秋に知床の河川を遡上し、ヒグマやオジロワシなどに捕食される。これらの動物の排泄物および死骸は、植物の栄養素として陸地に還元される。このような、海と陸との食物連鎖を見ることのできる貴重な自然環境が残る点が国際自然保護連合(IUCN)に評価され、2005年に世界自然遺産の登録物件となった。
日本では、自然遺産として3件目の登録。また、海岸線から約3km沖まで登録地域となり、日本で初めて海洋を含む自然遺産登録物件となった。
登録までの道標 [編集]
1964年6月 - 知床半島が知床国立公園に指定
1986年~1987年 - 「知床国有林伐採問題」発生
1998年 - 斜里町、羅臼町の町予算に世界遺産登録事業費が計上
2003年 - 日本政府が知床を世界遺産物件としてユネスコに推薦することを決定
2004年 - ユネスコに対して推薦状を提出
2004年7月 - IUCNによる実地調査
2005年7月 - 世界自然遺産として正式登録
登録基準 [編集]
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
具体的には以下の重要性が基準(9)と基準(10)に該当するものとして認められた[1]。
基準(9) 知床は海洋生態系と陸上生態系の相互作用を示す顕著な例である。そのたぐいまれな生物生産は流氷の形成に大きな影響を受けている。なお、知床は流氷が漂着する海岸としては、北半球で最南端に位置する。
基準(10) 知床はシマフクロウやシレトコスミレなどの絶滅危惧・固有の動植物が生育する地域であり、またサケ類やトド、クジラ類などの海洋生物の生存にとって重要な海域を含む。さらには、本地域は世界的にも絶滅の危機にある海鳥の生息地であり、渡り鳥にとって重要な場所でもある。
世界自然遺産委員会との対応 [編集]
オシンコシンの滝
羅臼岳
羅臼岳から見た知床連山
第29回委員会決議(2005年) [編集]
2005年第29回世界遺産委員会において知床が世界遺産一覧表に記載された際、
海域管理計画の策定
サケ科魚類管理計画の策定
海域の保全状況等について
を課題として取り上げ、後日、評価するための調査団を2008年に招くこと等が勧告された。
委員会決議後の対応(2005年-2007年) [編集]
海域の管理と海域の保全については、漁業規制の強化を行わないことを前提として世界遺産への申請を行ったこともあり、新たな規制を盛り込むこととなりかねない課題は漁業者の反発を招いた。こうした背景から、知床科学委員会の海域ワーキンググループは、多利用型統合的海域管理計画の作成を進め、2007年には海洋環境・生態系の保全と持続的漁業の両立(遺産地域の海域を海岸から3kmへ拡張など)を盛り込んだ計画をまとめている。
サケ科魚類の管理面については、河川工作物(砂防ダム、治山ダム、取水施設など)がサケ科魚類の遡上を妨げるものとして取り上げられたことから、知床科学委員会の河川工作物ワーキンググループにより、改良すべき箇所の選定等が行われ、防災上支障のない場所を中心に魚道の設置などの改良工事が進められた。魚類の管理計画そのものは作られなかった。
現地調査による評価(2008年) [編集]
2008年2月には、ユネスコ世界遺産センター及びIUCNの現地調査団が知床に来訪。河川工作物などの現地調査を通じて、地域社会や関係者の参画による管理と、科学委員会及び各ワーキンググループの設置を通した科学的知見に基づく管理を賞賛し、他の世界自然遺産地域の管理のモデルとなると評価した。
第32回委員会決議(2008年) [編集]
第32回世界遺産委員会では、世界遺産の保全のために、さらに各管理計画の策定や取組状況など9項目について勧告が決議されており、2012年2月1日までに世界遺産センターに報告を提出することがリクエストされている。
観光地としての課題 [編集]
観光客とヒグマとの接近、エゾシカやキタキツネなどへの餌付け行為などが問題視される。
アクセス [編集]
西から国道334号、東から国道335号が通じている。
ウトロ側 [編集]
斜里バス
釧網本線・知床斜里駅より
ウトロ温泉まで約60分
知床五湖まで約1時間25分
網走バス・斜里バス
釧網本線・知床斜里駅より約50分
網走バスターミナル、石北本線・網走駅より約1時間30分
女満別空港より約2時間
斜里バス・北海道中央バス イーグルライナー
札幌ターミナル/札幌駅前ターミナルより約7時間30分
羅臼側 [編集]
阿寒バス
根室本線・釧路駅より約3時間35分
中標津空港からは、根室交通根室行で中標津ターミナルまで約10分、上記バスに乗り換え約1時間30分
ウトロ~羅臼 [編集]
阿寒バス・斜里バス(6月15日~10月15日運行)
ウトロ温泉 - 知床峠 - 羅臼湖入口 - 羅臼温泉 - 羅臼
上記の他、定期観光バスや周遊バスが運行される。
知床岬は遊覧船からの海上遊覧のみで、上陸はできない。
関連項目 [編集]
ウィキメディア・コモンズには、知床 (世界遺産)に関連するカテゴリがあります。世界遺産の一覧
日本の世界遺産
生態系
知床旅情 - 森繁久彌・加藤登紀子のヒット曲
外部リンク [編集]
知床自然センター
世界自然遺産知床特集(北海道雑学百科プッチガイド)
UNESCO世界遺産リスト(知床の項目)
「Shiretoko, Japan」 - Encyclopedia of Earth にある「知床」についての項目。(英語)。
[隠す]表・話・編・歴日本の世界遺産
World Heritage Sites in Japan
文化遺産 法隆寺地域の仏教建造物 | 姫路城 | 古都京都の文化財 | 白川郷・五箇山の合掌造り集落 | 原爆ドーム | 厳島神社 | 古都奈良の文化財 | 日光の社寺 | 琉球王国のグスク及び関連遺産群 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 石見銀山遺跡とその文化的景観
自然遺産 屋久島 | 白神山地 | 知床
複合遺産 なし
世界遺産 | アジアの世界遺産 | 日本の世界遺産 | 五十音順
ウィキメディア・コモンズに、日本の世界遺産に関連するマルチメディアがあります。
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E5%BA%8A_(%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3
)" より作成
カテゴリ: 日本の世界遺産 | 世界遺産 さ行 | 日本の自然保護 | 知床 | 観光圏 | 平成百景
最終更新 2009年5月31日 (日)