2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2032ページ
ナイス数:111ナイス

つめつめ感想
ご近所トラブルって多かれ少なかれどこにでもあると思うけどここまでとは…。私にはとても出来そうにない。裕也の存在で母親がまわりが変わっていく。この人とは合わない付き合えないと思っても相手をよく知ればもしかしたらわかりあえるのかもしれない。
読了日:11月27日 著者:山本甲士
なんでわざわざ中年体育なんでわざわざ中年体育感想
私も中年でダイエット目的で運動を日課としている。角田さんのような本格的なものではない。家でエクササイズDVDを使い、本やネットの情報を得ながら筋トレなどのなんちゃって体育である。それでも角田さんの記録をうんうんと共感しながら読み進めた。そして登山などした事ないけれど自分も一緒に山に登っている気持ちになった。中年でも出来る。(ある程度)出来るようになる。でも中年である事を自覚し忘れてはいけない。これらを肝に命じ私はこれからもなんちゃって中年体育を頑張ろうと思った。老年体育の域を越えても。マイペースで。
読了日:11月18日 著者:角田光代
みかづきみかづき感想
このしあわせな読後感。世代を越えた物語。なんだかしみじみ。あの頃、今、未来。家族、親戚、そしてご先祖様もその時々で様々な局面を向かえ悩み考え思いを馳せていた(いる)んだなぁとなんとも感慨深い。子供の勉強面悩みは尽きない。子供とうまく向き合えず不安しかない。読者で子供のいる保護者は皆思ったに違いない。私もそうだ。ウチの子供達もぜひそちらでお世話になりたい。
読了日:11月17日 著者:森絵都
下北沢について下北沢について感想
過去の事を思うと懐かしくて切なくて思考がおかしくなる事がある。もう戻れないからなおさら。会えなくなった人達の事は特に。ばななさんの本を読んでそんな事を思った。そしてこうしているうちに今もすぐ過去になり未来へ足を突っ込んでなんて忙しない日々。もう戻れない過去の事を心の中で映像を再生するように時々思い出しながら今をそして未来を生きていこう。下北沢には行った事がなくこれから行く事もないかもしれないけど。それぞれの地にいろいろな思い入れがあるもの。私もそれを大事にしよう。
読了日:11月11日 著者:吉本ばなな
ヴァラエティヴァラエティ感想
人間くさくてよかった。あの人もこの人も皆。読んでいる私も。そして書かれた奥田さんもきっと。人間っていいな。どのお話も情景がありありと目に浮かぶんだけど特に「夏のアルバム」は胸が苦しくなった。そうそう子供の頃ってこんな感じだったなと懐かしく思い出した。これらの作品がお蔵入りなんてもったいない。こういう形で世に出て読む事が出来てよかった。
読了日:11月9日 著者:奥田英朗
手のひらの京手のひらの京感想
日常っていいな。故郷っていいな。家族っていいな。今思えばそれは当たり前のことだったのにと私も時々思う。その時には気付かなかった。気付けなかった。離れたり環境が変わり気付くことがある。それに気付けると今がどんなに貴重で大切かを心に留めることが出来る。毎日の暮らしの中では忘れてしまうけれど。
読了日:11月5日 著者:綿矢りさ
明るい夜に出かけて明るい夜に出かけて感想
トミヤマに自分と重なる部分を感じ、所々激しく共感した。様々な葛藤の中で生きているトミヤマだけど好きなものがありそれを語り合える友達がいて幸せなんじゃないかなと思った。少しずつ少しずつ変わっていくトミヤマの姿に私は勇気をもらった。私はラジオを聴かないからそういう世界もあるのだなと思った。確かに耳だけが頼りでパーソナリティーとリスナーの関係は密接なのかもしれない。すぐ側にいるように感じるんだろうな。コンビニの裏話もよかった。この世にはいろんな世界がある。よっていろんな裏話があるんだよね。
読了日:11月3日 著者:佐藤多佳子

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