質感を操作すること | 美容室SHIPS 西山直人ブログ(シップス)愛知県.大府市
こんにちは!

今日は昨日の続き

でいかにイメージした質感を

(色で)表現していくか、です。


はじめに言っておきます。

今日の記事はブログ始まって以来の

ニッチな記事です。(なおかつ文字ばっか)



さて、

昨日の記事で出た三要素

触感、比重、含水感

に分けて考えていきます。


まずは触感の操作

硬いとか柔らかいとか

これは彩度が中彩度に近いほど柔らかく

見えます。


これがアッシュ、ベージュ系カラーが柔らかく見える理屈かと。


ただ、この中彩度というのが曖昧なのだけれど。

ヘアカラーにおいては明るければ明るいほど

中彩度に近づくと思ってよさそうです。


例外としてブリーチを重ね

あまりにビビッドな髪色にすると

明るくても反対に硬く見えます。




次は比重です。


重いとか軽いとか。

これは明度茶色の要素の量、です。



この二つは髪の毛の透明感を担っています。


明度は絶対的な色素量なので見た目への

影響は大きい。


茶色の要素量(=茶色っぽさ)

はなかなか測るのが難しいですが


赤さ、黄色さ、適度な濁り


がどれだけあるかです。


同じ明度の髪の毛だと

赤さ、黄色さの少ない寒色系のほうが軽く見えますよ

ってところです。


続いて含水感

これも透明感で左右されます。

ただ、これが一番やっかいで。


この透明感の明度の部分が

マットさと含水(含油)感とを操作しながら


茶色の要素量が多いほど含水感をだし

茶色の要素量が少ないほど含油感をだす


のです。


イメージとして

青光りするほど真っ黒な髪は

明度が低く、茶色っぽさのかけらもないので

油っぽいツヤ感があります。



もうひとつ

ウィッグのようなビビッドな髪は

明度がある程度高くとも茶色っぽさが薄いので

テカっとプラスチックのようなツヤ感があります。


こんなところ。


写真がないとなかなかイメージしにくいのですが

サロンワークがバタバタで

写真を作る暇もなかったので

また改めて写真を添えながら

記事にしていきたいと思います!


では!