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私の、偏愛しておりました幸多が昨日、逝ってしまいました。
仕事を早退して走って帰って来ましたが、間に合いませんでした。

激しい悲しみの中にいますが、
ただ一つ。。もう幸多は苦しまなくてもいいんだ。
そう思う事にしました。

6年前、名古屋市内のアパートの三階に住んでいた時、幸多は四階の人に飼われていました。
私が三階のベランダで洗濯物を干していると、上から身を乗り出して見ていました。
その飼い主は一人暮らしの男性で
時々、猫を置いて長い間外泊していました。
名古屋の真夏はとんでもない蒸し暑さです。
人の気配がない部屋で、クーラーもつけず、窓も開いてない……。
あの猫は、あの部屋の中にいるのか?
いつも、もんもんとしていました。

いたらしいです……。

ある日、心配がたまり溜まって、外出をしようとしていた飼い主を待ち伏せして言いました。
「旅行する時は猫ちゃんを預かりますから遠慮なく言って下さい」と。

それからも何度か猫を置いて外泊していたようです。

ある春の日、仕事から帰って来ましたら、白いビニールひもでぐるぐる巻にされた猫が私の部屋のドアノブにくくりつけられていました。

あ!上の階の猫だ!
一体、どうした?何事だ?
訳がわからないなりにイソイソとウチに入れると、即、座布団に丸まり爆睡します。
他の猫たちがシャーシャー言ってるのも我関せず、なにも飲まず食わず、
翌朝まで寝続けていました。
そして、起きたら爆食!爆シッコ!
爆ウ○コ!
そして、抱っこ。
まったく鳴かないサイレント ニャン。
その日から四階猫は我が家の飼い猫になり、名前が幸多になりました。

管理人さん曰く、四階のヤツは夜逃したとの事でした、
家具を置いたまま行方しれず。
どうしようもないノータリンですっとこどっこいなヤツでしたが、唯一、
幸多を私に残していった事は褒めてやりたい。

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おおらかで明るくて食いしん坊で優しくて。。。。

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子猫が来たら、いつも世話をしてくれた。
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友達が来たら接待もしてくれた。

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いつも笑わせてくれた。

ありがとうね、幸多。
またね。

バイバイ
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