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こ、怖かったの。。。。
でら、怖かったの。。。。
お母様のお友達に、あんなガサツ……
うう、いけないわ!
仮にも、お母様のお友達ですもの、
真実はオブラートに包んで…と、
お母様のお友達にあんな騒々しい人がいたなんて。。。。。

僕と、しましましーまと、つきのわ ・
でびる・くーまんは、仏間で冬の雨音
に耳を傾けていたんだ。
そこに突然、ピンポーン…という音が鳴るや否や、
ドスドスドスドス!!と地響きと共に
奴が、いや、はっきりと言おう、
石狩挽歌が乱入して来たのさ!

「ヘーイ!カモーン エッブリバッディー‼」 ってさ。
一気に部屋が狭くなったぜ!

石焼き芋を買ってきやがったぜ。
で、一人で食べていやがったぜ。

芋を食いながら、テーブルの下に隠れた僕を引きずりだして、ばちばち写真を撮りまくってたぜ。

そして、嵐のように去って行ったぜ。

お母様が買っておいたシュークリームと共に。。。。


しましましーま! 怖かったねー!
大丈夫かい? 病み上がりなのにね。
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そして僕たちは今、静けさの中にいる。。。。