しっぽリンク代表のきよみさんからご紹介いただきました
保護活動家のりんく(ペンネーム)です。

私は保護活動を始めて11年になります。
主にセンターに収容されている子の引き出しを行い、自宅で保護しながら里親さんへつないできました。
多頭飼育現場や、野犬の群れが確認されている地域での対応にも関わってきました。
啓発のチラシ配布なども行っています。
「かわいそうな犬を助けたい」というおもいから始めた活動です。
個人ボランティアではありますが、預かりボランティアさんや仲間のボランティアさん達と協力しながら、日々活動を続けています。

私が犬の保護活動をするきっかけとなったのは、
我が家の犬と散歩をしていた、ある日のことでした。

いつものように公園を歩いていると、
一匹の中型のわんちゃんが目に入りました。

その子は、ヨタヨタと不安そうに歩いていました。
首輪も、迷子札もついていません。

「この子は、どうしたんだろう」

そう思いながら見ていると、
どうしてもそのまま立ち去ることができませんでした。

警察署や保健所に連絡しましたが、
飼い主さんからの届け出は出ていないとのことでした。

どうしたらいいのか分からず、
ただ見守るしかできないでいたときに、保護団体の存在を思い出し、相談してみることにしました。

すると――

その子の飼い主さんが探しに来てくれたのです。

飼い主さんは、その子の姿を見つけると、
心から安心した様子で、こう話してくれました。

「元気だったころ、この公園によく来ていたんです。
きっと思い出して来たんですね。まさか、ここにいるなんて…」

その後、保護団体の方も公園に来てくれて「迷子になった子が、飼い主さんと再会できることは、決して当たり前ではなく、奇跡的なことなんです」と教えていただきました。

その言葉が、強く心に残りました。そして同時に、こう思いました。

もしこの子に、首輪や連絡先がついていたら――
もっと早く、もっと確実に、飼い主さんの元へ帰ることができたのではないかと。

この出来事をきっかけに、私は保護団体の方と知り合い、
収容施設の現状を知ることになりました。

そこには、
首輪がついていた子、
もともと誰かに飼われていた子、
野犬として生きてきた子――
さまざまな背景を持つ子たちがいました。

私は、「何とかしたい」「助けたい」という思いから、
収容施設にいる子たちを自宅で保護するようになりました。

外に出た瞬間、嬉しそうにしっぽを振り、満面の笑顔を見せてくれる子もいれば、
不安そうな表情を見せる子もいました。

それでも、連れ帰ってきたその子たちの顔を見るたびに、
「ここに連れてくることができてよかった」と、心から思いました。

そして、必ず行うことがありました。

それは、首輪をつけることです。

その子が「家族のいる子」であると分かるように。
すぐに、元の場所へ帰ることができるように。

すべての子が安心して暮らせること。
そして、飼い主さんと動物たち動物たちが、共に幸せに暮らせること。

それが、私の願いです。