ノドの奥に ぐっと 飲み込んだ
鼻の奥 ツッと 痛む
目頭に じっと 力を入れて
ボクは その人の声を 黙って聞く
ウソだ ウソだ
聞いてなんかない
あれは ただの雑音で
けたたましく頭の中をかき乱すだけ
生産性も 効能も ない
ただの 雑音 騒音 嫌悪 悪寒
ボクならば
囁くよ
ささやかな ボクの
ちっぽけな ボクの
愛しい気持ちを
口から出てくる 言葉だけでは
伝えきれないんだ 本当は
ただ不器用なんだ わかって欲しい
溢れる感情は 確かなんだ
隣にいる
いたいだけ それだけで満たされる
そんな存在なんだ
触れたら 罪になるような
そんな存在なんだ
伝えたい 空回り 届かない
愛しい気持ちを
愛しくしまい込んで
夜に 溶けよう

