初夏の森
キャンプ場を予約しては悪天候でキャンセルというのを繰り返して、気づけば泊りのキャンプは3か月半ぶり。今回も予報が日々変わり、当日の朝の予報は15時頃まで雨、いったん上がって翌日は夕方から雨。私の滞在時間は何とか持ちこたえそうです。それ以降は梅雨入りなのか雨マークが続くとのこと。キャンプ場に着いた時にはまだ雨がパラパラと落ちていました。しかし空は明るく、じきに上がりました。キャンプ場は葉の密度も色もすっかり濃くなり初夏の装いになっていました。
地面はやや湿ってはいても設営には支障がない程度でした。夕食まではまだ時間があったのでテントに寝転んでぼんやりしたり、読みかけの本を開いたりしました。ひんやりとした雨上がりの風が吹き込んできて実に心地よい贅沢な時間です。
のんびりと焚火を熾し夕食の準備にかかります。といっても今日は手抜きのレトルトカレー。それと今が旬のトウモロコシを焼いてみようと思います。
焚き火台で炊飯しているその下にトウモロコシを仕込みます。皮ごと入れて、焦げてきたらくるっと回して一周が真っ黒になるまで30分ばかりじっくりと火を入れます。皮をむけば中は焦げもなくきれいな仕上がり。焼いたというよりは蒸した感じでしっかり火が通っていました。
トウモロコシのの3分の1ほどナイフで削いでサラダにし、残りはそのままかじって食べました。前回うかつにも焦がしてしまったゴハンは今回はいつも通り上手に炊けました。炙ったソーセージをトッピングして夕食の出来上がり。Leeは安定のおいしさです。食後はぼんやりと焚き火を楽しみました。
夜は案外に気温が下がりました。シュラフを引っ張り出して潜り込んで本の続きを読んだりウトウトしたり覚めたりして、あまりぐっすり眠れません。夜中いろいろな種類の鳥が鳴いていたのでその声に耳を澄ませます。判別できたのはウグイスだけで、いい年になったけれど知らないことばかりだなぁとしみじみ。気づいて目を開けると外が明るくなっており時計を見ると5時少し前。起きだして朝の焚き火を熾します。朝食は焚火台の下で焼くピザ。追いチーズをして表面が焦げるまで炙ります。ピザを食べる手を休めて見上げると木々のすき間から青空が覗いていました。
これから梅雨に入ります。雨のキャンプも小雨ならば庇を出してポツポツと雨粒が当たる音を聴いたりするのは趣があって好きなのですが、大雨は困るし、設営と撤収の時間は降ってほしくない。うまい具合に梅雨キャンプも楽しめるといいのですが。
今回の主要装備
テント:パーゴワークス ニンジャテント
シュラフ:モンベル アルパインバロウバッグ #3
焚き火台:パーゴワークス ニンジャファイヤースタンドソロ
テーブル:SOTO フィールドホッパー
クッカー:EVERNEW BACKCOUNTRY ALMI POT、Ti 570FD Cup
バーナー:トランギア アルコールバーナー
ランタン:E. Thomas & Williams Cambrian ランタン
ナイフ:Mokiナイフ Berg
ペグハンマー:福善 戦棍