久しぶりの新顔

この頃はアウトドアショップに行っても欲しい道具が見つからずテンションが上がらないのですが、先般小田原に行った折に立ち寄ったsotosotodaysというショップは他にない独特かつ魅力的な品揃えで時間が経つのを忘れるくらい楽しみました。そんな中ナイフショーケースを眺めていてパッと目に入った小型のフルタングナイフ。まさに一目惚れで、勢いでメーカーもわからないまま購入してしまいました。帰宅後に調べたところフィンランドのブリサというメーカーのネッカー70というモデルでした。北欧製とは私の目もナカナカ・・・

 

寸法:全長約160mm 刃長:約70mm 刃厚:約3.2mm 刃幅20mm

重量:約50g

材質:ブレード Sandvik 12C27鋼 ステンレス、グリップ マスタードマイカルタ

 

モデル名の通り、首にかけてサッと使う用途のナイフです。奇を衒わないオーソドックスなフォルムで握り心地も上々。この大きさにして3.2mmのフルタングというのは今まで巡り合ったことがありません。薪の小割りやフェザー作り、調理にも使えそうです。

 

さて、早速試し切りをと針葉樹の木片を削ってみたのですが、びっくりするほど切れない。今まで何本もナイフを購入していますがおろしたてでここまで切れないことはありませんでした。原因はわかりませんがこれでは実用に耐えないのでたまに研ぎをお願いしている地元の刃物屋さんに持ち込んで研いでもらいました。しっかりと切れるようになって一安心。広葉樹の木片もちゃんと削れました。

 

さて、このナイフのシースはグリップごと留めるタイプの大ぶりなものでした。これは私の好みに合わないので以前自作したシースをかぶせてみたところサイズ的にはぴったりです。当面は間に合わせにこれを使って、いずれもっとちゃんとした革で自作してみようと構想を練っています。

 

 

今回はガシガシ使えるようにあえてマイカルタを選びましたが、このシリーズにはカーリーバーチやオリーブ柄のモデルもあります。何本も持っていても仕方がないのはわかっていても、独特の風合いの天然木のモデルも欲しくて仕方がありません。まあ、物欲があるというのはイイことですね。