丸火自然公園内のキャンプ場
富士山南麓、富士市休養林の丸火自然公園内にあるグリーンキャンプ場を利用しました。標高約540メートルほどの自然林の中にある林間キャンプ場で、富士山麓ではありますが森の中にあるため基本的に眺望はありません。それでもきわめて自然豊かで清々しく、公園内には散策路やアスレチックス、富士の溶岩洞窟があります。
新東名新富士インターから車で15分、富士市街から20分程度とアクセスが良好で、公営のため料金が比較的安価なのも魅力です。
キャンプサイト
このキャンプ場はキャンプサイトへの車両の乗り入れができません。
道路を挟んで西エリアと東エリアに分かれており、西側が1番から20番、東側が21番から35番までの計35サイト。自然地形の中に付けられた小径に沿って、あるいは、わき道の奥に点在しており、基本的に樹間で、お隣との距離がある程度離れているので静かに過ごすことができます。とりわけわき道の先にあるいくつかのサイトはきわめてプライベート感が高いです。
各サイトの広さはイマドキのキャンプ場に比べるとコンパクトで、HPによると西側の平均面積が23㎡、東側が20㎡とのことです。大型テント+タープなどでは少々無理がありそうです。
地面は石交じりで、思うようにペグが入っていきませんが、アルミのVペグで打つ場所を変えながらなんとか対応。頑丈な鉄ペグがあると便利かもしれません。
なお、このキャンプ場は2020年からサイトでの火気使用の全面禁止が緩和され、直火でなければ焚き火も可能となりました。
施設・予約方法など
施設としては、テーブルとベンチ、カマドを備えた炊事棟があります。
残り炭や灰処理用のバケツ、塵取りも自由に使えます。残り炭は炊事棟脇の処理用のドラム缶に廃棄。ゴミは原則持ち帰りですが、処理料込みのゴミ袋の販売もあります。トイレは十分に清潔でした。
受付は下段にある小学校のような少年自然の家で行います。チェックイン受付は11時から16時、チェックアウトは11時です。ここで薪販売、テントの貸し出しを行っており、自動販売機もあります。受付後、キャンプサイト近くの駐車場に車を停め各サイトへ、という段取りになります。
予約はインターネットまたは電話で可能。ネットでは希望するサイト番号を選択して予約に進むため、あらかじめサイトマップを確認して予約したいサイトにアタリを付けておくとスムーズです。利用料は1泊1000円と安価、ネット予約ではカード決済と現地決済が選べます。
車の乗り入れができず、サイトサイズが小さめなので豪華キャンプには向きません。逆に言えば、装備が少な目のソロキャンプで静かに過ごしたい向きには最適なキャンプ場だと思います。私はとても気に入りました。