小型フォールディングストーブ
二次燃焼方式の折りたたみコンパクトストーブ。二次燃焼とは一次燃焼で燃え切らなかった可燃ガスに新鮮で熱い空気を送り込むことによって再燃焼させる方式で煙が少なく効率的に燃料を燃やすことができるというのが建前。代表格はSolo stove で多くのキャンパーに支持されているようです。
コニファーコーンは100年以上の歴史を持つ金属加工業の田中文金属のアウトドアギアのシリーズです。折り畳みにこだわった製品が特長でこのパイロマスターも小さく折りたためるファイヤーストーブです。小さい物が大好物な私がいかにも手を出しそうな製品です。落ち葉や小枝、松ぼっくりなどを燃料として調理ができるそう。
寸法:132mm×116mm 高さ 158mm
収納寸法:123mm×158mm×22mm
重量:490g
材質:ステンレス
きわめて小さい収納サイズで三角形の底板を取り外して、本体を開き、底板を差し込んだら組み立て完了。組み立ててもやはりかなり小さい躯体です。三角形の外壁のうち、2辺が二重構造になっていることで二次燃焼をさせます。
三角形の上部に固定のステンレス棒が2本、可動するステンレス棒が1本あります。可動の棒をクッカーのサイズに合わせてゴトクとします。強度がそこそこありスキレット等でも問題なさそう。
キャンプに持ち出して広葉樹の枝を燃やしてみました。勢いよく炎が上がっている時は二重壁の上部の穴からも火が出て二次燃焼しているのがわかります。ですが、炎の勢いはすぐに弱くなり、枝をくべる、また燃え上がってすぐに弱くなり、小枝を投入・・・を繰り返していると、本体内に燃え残りの炭が溜り、新しい枝が入れられなくなります。この状態で枝を入れると火のついた枝がストーブ外にこぼれ落ちてしまうのでしばらく放置しておくと今度は炎が消えてしまう。何ともうまくいきません。少ないはずの煙も普通に出ていたように見えました。
メーカーの説明を読むと専用ペレットや松ぼっくりを推奨しているようにも読み取れます。都合よく松ぼっくりがあるとは限らないのでペレットを用意するのがよいような気もしますがこのためだけに発注して荷物を増やすのは考えモノ。入れる枝の太さやタイミングには研究の余地がありそうで、もっと細い枝をこまめに入れて燃え切らせる方がいいのかも、など、使い方に問題があるのかもしれません。いずれにしても、うまく使いこなせず、念のために持ってきていたニンジャファイヤースタンドソロを登板させることになりました。パイロさん、まあまあのお値段だったのにお蔵入りのニオイがしてきました。






