ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 前回書いたように私は先日、死ぬほど怖い思いをしました。人生初、目の前に包丁を持ち出されたのです。テレビニュースなどでは観ていましたが、実際に包丁を持ち出されるのはすごい恐怖です。どうしたらいいか、わかりませんでした。

 

 それ以来、身をすくめるようにして暮らしてきました。考えてみてください。向かい側に住む人が、包丁を持ち出すような人間だったのです。以前、にこやかに挨拶したことがあっただけに、豹変ぶりがさらに恐ろしかったです。

 

 問題を起こした人のことを、近所の人がよく「挨拶するし、感じのいい人だった」と言いますが、あんなものは何の参考にもなりません。

 

 この恐怖体験を知り合いの医者に話したところ、そういう極端な行動に出るのは発達障害の疑いがあると言われました。なるほど。内気で言葉のやりとりがうまくできないから、カッとなったのだと思っていましたが。それ自体が発達障害の一部である可能性はありますね。

 

 発達障害が悪いというわけではありません。ただ、そういうこともあるということです。こうなってはもう、耳が遠いお母さんはもちろん、息子さんとも冷静な話ができそうにありません。

 

 どうしたらいいのか。しばらく諦めの境地でいましたけど、やはり二、三日に一度の猛烈な糞尿臭は耐えられません。雨の日は窓を閉めっぱなしにするし、豚小屋状態で暮らさなくてはならないなんて理不尽です。

 

 管理組合の規則には、「他の住民に迷惑をかけてはいけない」と明記されています。お向かいの行為は明らかな迷惑行為です。泣き寝入りしなくてはならないなんて、ひどいじゃないですか。

 

 そこで少し冷静になった私は、時々訪れる次男さんに頼んでみようと考えました。包丁を持ち出した人の弟さんです。ただし、弟さんが常識的な人間だったらの話です。もう二度と、あんな思いはしたくありませんからね。

 

 そこで、お向かいさんの家族を知る住民を探し、弟さんのことを聞いてみました。答は「弟さんは軽い知的障害だから無理だと思います」 が〜ん・・・・長男は軽い発達障害、次男は軽い知的障害。

 

 どちらも軽度なので社会生活は可能です。それだけにグレーゾーンの難しさがありますね。そこで気づいたのですが、天真爛漫で天然だと思っていたお母さんも、実は軽い知的障害なのではないかと。

 

 社会にはそういう家族が一定数います。そういう人も全て包摂していくのが、成熟した社会だと私は思います。ただ、こういう問題が起きた時に何の対策も取れない場合、どうしたらいいのでしょうか。

 

 大人になって、自分の生きづらさが発達障害から来るものだとわかったという人は、けっこういます。でも、自分で自覚できる人はいいんですよ。何らかの対応ができるからです。でもお向かいさん一家の場合、恐らく自覚が全くないはずです。

 

 猫のトイレを毎日替えてほしいと言っているだけなのに、馬耳東風。そして包丁を持ち出して脅す。管理組合はどうにもできず、行政も警察も介入できない。私はただただ「ツイていない人」だなんて!