私のブログを読んでくださっていた少数の皆様、お知らせがあります。高齢期に入ろうとする歳になって人生で初めて、しかも慌ててマンションを購入。大失敗し、激しく落ち込んでいる時にブログを始めて1年半が経過しました。
私の生活も、ようやく落ち着きつつあります。別に良くなったわけではなく、折り合いがついたというか諦めがついただけです。
両隣を変人に囲まれ、7階と称する屋上には嘘つきのパワハラ老人がいて、マンション全体が老人ホームと化し、廊下ではお向かいさん兄弟の罵声が飛び、そして何より猫の糞尿臭があふれている築古中古マンション。
何というひどい環境でしょう。駅前は商店街でそれなりに活気があり、ベランダの向こうには公園があって、子どもたちの賑やか過ぎる声が鳴り響いているとはいえ、娘の収入は少なく犬は高齢化し、毎日階段を昇り降りする負担は相当なものです。
でももう仕方ないですから。最近知ったのですが、持ち家のない高齢者は2割しかいないらしいですね。私も危うく、その2割に入るところでした。とはいえ、持ち家のある高齢者もオンボロ家屋に暮らしています。もう改修するお金がないからです。
そう思えば、最初からオンボロだっただけとも考えられます。いや、そう考えるしかありません。ずっときれいな賃貸マンションで暮らしていただけに、夫を失ってからの暗転ぶりはひどいものでした。
娘たちも、いまだにしゃれたマンション暮らしの記憶が消えないようです。結婚した長女は無理して、駅から遠い良さげなマンションで暮らしているし、同居している次女もお嬢様感覚が抜けません。全くどうなることやら。
しかし次女も、このマンションが倒壊しない限り(その可能性はあるけれど)、ホームレスになることだけはないわけです。それが、私にしてあげられる精一杯の行動でした。
とにかく形だけは持ち家があって犬がいて、新聞を取っていてパソコンもスマホもあり、ベランダで家庭菜園もどきのこともやり、親子三人ともそこそこの大学を出ており、私は大学院出で亡夫は東大出だった我が家。これって一応、ギリギリ中流?
娘たちには,、小さい頃から世界一流の文化芸術に触れさせ(というか私自身が好きだったので付き合わせていただけだが)、ジョージアに行った時には、画家ピロスマニが人生を終えた家まで行ったし、エストニアに行った時も人形劇を観ました。私が大好きだからです。シェークスピアの悲劇も好きで、来日した劇団の公演は全て観ました。
ニュースはイギリスの公共放送BBCで観ています。こういう母親だからか、娘たちは二人とも非常に社会的関心が高く、世界情勢に一喜一憂しています。亡き中村哲氏が創設したペシャワール会にも、昔からずっと寄付をしていました。アフガンに井戸を掘り、平和の種を蒔く中村氏の志に、少しでも貢献できて良かったと思っています。
画像は今朝の朝日新聞で拾ったもの。今年も、こういう写真が流される時期になってきましたけど、政府は関心なさそうですね。
広島と長崎の式典では毎年、定型文を無表情で読み上げ、アメリカに気を遣って保有国との架け橋になると嘘をつき続けています。原爆を落とした国に従属し続けているのです。原爆投下について、一度も抗議したことはありません。最近は核保有さえ口にしています。
こうして毎年怒っているうちに、私はもう人間が信じられなくなってきました。戦争で破壊されたこの国を、戦争体験世代が必死で再建したのに、戦前の指導者の孫たちがまた壊してしまって。死者に顔向けできません。
写真で背負われている子は現在81歳。今年初めて人前で体験を語ったそうです。でも、背負ってくれた兄は23歳で事故死したとか。何百年経っても忘れてはいけないことだと思います。
それでは皆様、ごきげんよう。そうそう、最近Twitterに二つ目のアカウントを作りました。フォロワーもほとんどいませんけど、気になったらのぞいてみてください。ニックネームは「む〜みん」、キャッチコピーは「犬におやつを、世界に平和を」です。
https://mobile.twitter.com/ayumun2022
このブログはこのまま置いておきます。こんな失敗人生もあるんだということを、後世に残すため?! とにかく、古いマンションは何かあるということです。あとは個人の判断ですね。それでは。
