一歩一歩踏み出すわたしの足よ

どこへ向かっている

天高く届けと突き上げるわたしの手よ

何を求めている

願いは希望だというのか

光は未来だというのか

このねじれてゆがんだ世界しか知らないのに

 

寒さにふるえながら

わたしは歩く

爆撃も砲弾の音もとどかないこの国で

おびえ泣き叫ぶ人を想像しながら

謝りながら 歩く