わたしはこの世界で

消えてしまえ、なくなってしまえと願うけれど

わたしが生きたいと思うのは

ではどんな世界なのだろう

 

消滅ばかり願うのは

わたしの歪みのせいだけなのか

人を人とも思わないようなこの世情も

少しは原因だといってくれないか

 

人の心の冷たさに思わず触れてしまうたびに

やはりわたしの心は叫ぶのだ

こんな世界はいやだと

こんな場所にわたしの心を置くのはいやだと