どこまでいっても苦しいだけの夜

わたしは過ごす

いくつになっても

この夜の訪れは恐ろしい

静寂 青い静寂

わたしの胸の内がふるえている 泣いている

恐ろしくて動けない子どものように

 

理由など何もわからない

なぜこんな恐ろしい夜が来るのか

人生にはあちらこちらに落とし穴がある

私は身をかくして

ただ 時間が過ぎてゆくことを願う

 

わたしが人間であることを

苦痛におもう時間だ

ちっぽけな石ころになりたい ただの石ころに

人間であることは

ただひたすらに辛い

息をしてしまうことを 悔やむ