桜が咲き始めるこの季節になると、

高校を卒業して、いよいよ東京での生活が始まる


あの頃を思い出す。


もう20年以上も前のこと。


上京前日、人生で初めて髪を染めた。

緊張しすぎてお腹を下したのも

今では笑える思い出だ。


暖かくなり、心も身体もゆるんでくるこの時期。

同時に、新しいことが始まるソワソワした感覚もやってくる。


なんだか自分がふわふわして、

どこかに飛んでいってしまいそうになることはないだろうか。


そんなときは、深呼吸。

そして、ほんの少しだけ目を閉じてみる。


今ここにいる自分に、矢印を向ける。


自分の中の軸を感じる時間を持つだけで、

ふっと、地に足がつくような感覚が戻ってくる。


忙しい日常の中でも、

ほんの少しだけ――

自分に←矢印を向ける時間を、持ってみてはどうだろう。