楽団の練習・23 | 主夫の、-Villa-

楽団の練習・23

先週、先々週の演奏会が終わって、
楽団の活動も一段落した訳だ。

「芸術の秋」が終わったってとこかな。

今日の練習は、練習の練習である。
社会人も多いので、1週間に1度の練習は
貴重な時間である。

だから、とりあえずは個人練習。
思い思いの基礎練習をする。

僕は、Tippsの本でいろんな調のスケールを練習した。

次男は、今日からトロンボーンである。
練習時間の最初から最後までトロンボーンを抱えて、
音出しからロングトーンをやっていた。
まだ、スケールは難しそうだ。

トロンボーンをもって恥ずかしそうにしていた次男だが、
先週のデビューで少しはトロンボーンに対する、
抵抗感がなくなっているようだった。

長男は、なんとクラリネットに挑戦していた。
クラリネットのパートリーダーに教わりながら、
楽団所有のクラリネットで音出しをしていた。

おいおい、おまえ、受験生だろ?
とりあえずさ、勉強が先だぞ。

そう思いながらも「受験生にも息抜きが必要だよね」と、
思い返して黙っていた。
挙句の果てに、クラリネットを持って帰る始末。

でも、僕自身もクラリネットには興味があったので、
「まぁ、いいか」と黙認してしまった。
ズブズブと音楽の深みにはまっていく親子であった。


さて、先週頑張って作っていたDVDの話である。

楽団演奏のDVDを楽団のみんなに渡した。
楽団のみんなからのご要望が多かったので、
全員の分を作ったのだ。

作ったのはいいけれど、
いくら要望があったとしても
全員に作ったことに対して、
多少なりともお節介な想いはあるのだ。

けれど、それは杞憂だったようだ。
渡した時に「うわぁ、ありがとうございますぅ」と
言ってもらうとやっぱり嬉しいものだ。

とりあえず「良かったのかな?」という、
複雑な想いのpapaであったのだった。