『負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜』 | 燃える高橋!!活活日記

『負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜』

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本日もブログをご覧頂きありがとうございます。


朝は福岡からスタートで仕事をして、夜は前々から絶対に気になっちゃうから、
最終回を迎えたらまとめて見よう!と決めウズウズしていた、


 NHK土曜ドラマスペシャル『負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~』



燃える高橋!!活活日記-『負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~』


を一気に見ました。内閣支持率は今の歴代大統領の中でも相当、悪かったと思いますが、その後に、
「あの時代の中で出来うる限りでの最大の成果」であったと思える吉田茂の苦悩と決断を見て、
今の時代に求められている政治家像はこうであると実感させられました。
具体的には、有能なブレーンがいて官僚とのパイプをしっかりとして使いこなし、決断は
官僚任せではなく総理自らがして、その評価は歴史が検証するのみ。この凄みを維新の橋本氏は
超えられるのか?と、ドラマはフィクションですが、そんなことが頭をよぎってました。

さて、以下は感想です。


「俺は政治家ではない。“外交家”だ!」


時代の流れから、内政干渉を受け、不条理で辛酸をなめる中で、
タイトルにある“(戦争に)負けて、(外交で)勝つ”ための交渉の過程こそ
この骨太なドラマの真骨頂。こんな骨太のドラマはいくら坂元裕二と言えどもフジテレビでは
不可能で、NHKだからこそ出来たんだと思います。

そして、最後は吉田茂のワンマンが行き過ぎてブレーンがみんな離れてしまって総辞職。
「時代の節目」を見届けてドラマは終了でしたが、グッとこみ上げることばかり。


ドラマの中で、すぐにエキサイティングして「日本は玉砕するのみ!」という
シーンが頻繁に登場する。これこそがこの時代の戦前から生きてきた政治家・エリート階層に
蔓延していた忸怩たる思い(世論)だろうが、吉田茂は時代の流れ、時代の目(イーグルアイ)を
上手く読み、国家百年の計を持って日本の戦後、その先を熟考して熟考して決断していく。
「出来うる限りでの最大の成果」になるように決断するのはきまって1人。
国論を二分するような決断とはきっと、こういうことだ!ということが伝わってきました。
さすが、世界の渡辺謙でした!


得ることが多かったドラマ。NHKオンデマンドでまとめて見ることをオススメします。