今汝画。
冉求(ぜんきゅう)曰わく、
子の道を説(よろこ)ばざるに非ず、力足らざればなり。
子曰わく、力足らざる者は、中道にして廃す。
今汝は画れり。「論語」雍也第六10
口語訳
冉求が言った。
孔先生の説く道を悦ばないわけではありませんが、私の力が足りません。
孔先生がおっしゃった、力が足りない者は、道半ばにして力尽きる。
しかし、今お前は(やる前から)自らの力量に限界を作ってしまっている。
誰も理解してくれない孔子が、自分を理解してくれる者を求め
旅に出たのが50才半ば過ぎ。
放浪すること14年。
あてどもない旅を続け
「できないと分かっているのに、やめられない男」そう批評する人もいた。
それでも孔子はあきらめない。
「年齢など忘れ、あと何年生きられるかなど考えない。
毎日が努力、毎日が精進。怠るべからず。」(礼記)
そんな孔子だからこそ、
「実力の無い者は、途中で放棄する。
前進できないのは、自分で限界であると決めつけているからである!」
と弟子を諭したのですね。
志桜塾夏期講座は14回目。
まだまだですね。
山陰だから、田舎だから、人が少ないから、
そんな言い訳をせずに、ただただ突き進みます。