1861年にラ・ヴァレンヌという人物が『フ一フンス料理書』を出版し、その前書きで、"中流の所帯"向けの簡単な献立を紹介しているそれは「畑にたくさん見られる多種多様な野菜」の料理法だった。

中流の人々に野菜への関心をもたらすということは、当時としてはまさに革命的なことだった。

野菜がついに市民権を得たのである。

しかし、それより数年早い1854年に、すでに『田園の美味』という本が出版されていた。

書いたのは国王の近侍だったニコラ・ド・ボンヌフォン。

彼は第一部をそっくり根菜類に捧げている。