もう車椅子には慣れてきた。
前進、後退、方向転換、すり抜けなどはお手のものだ。
皆、若いから覚えが早いと褒めてくれたが、基準は80〜90歳のお年寄なのだから、このくらいはできないとマズイと思う。
とはいえ、家の中では片足で移動するしかない。
それか四つん這いだ。
相変わらず家の掃除はできていないので、埃やゴミが顔の近くにあるが、この半年は難しい。
誰かにやってくれと頼めばいいのかもしれないが、頼るのは苦手だ。
退院後の痛みは、なかなか耐え難く、それから2日は痛み止めを飲んでいたが、市展の日には収まっていた。きっと緊張感があったからかも知れない。
その日以降は、痛みは少ないが、傷口が引き攣る感覚が気持ち悪い。
でも昨日の診察では順調のようだった。
ほぼ寝て暮らしている。
時間というのはこんなにあっただろうか。
今は休養期間で出勤はしなくていいが、去年のこの日は何をしていただろう。
無闇に焦って、何かをしなければと思っていなかったか?
何もしていないのに、毎日が忙しいと思い込んでいなかったか?
気持ちの持ちようによって、同じ時間を短く感じていたかもしれない。
まずはスケジュール管理と気持ちの精査、断捨離が必要だ。