焼津神社である。
境内に囲いは無く、駐車場と砂利を惹かれた敷地の間にポツンと鳥居があり、とても開放的だった。
賑わっているほどの人ではないが、車が行くと車が入ってくる。
必ず3組は常時いる、人が途切れない神社だ。
主婦やビジネスマン、散歩がてらのご夫婦、子供と若いお母さんなど、少しいただけで色々な人が来る。全世代、全カテゴリ任せなさいという懐の深さがある。
ヤマトタケルノミコトが主祭神で、天満宮もあり、御霊廟、神社もある。
授与場が綺麗で、可愛い巫女さんが対応してくれた。柔らかい空気だが、実は骨太な雰囲気も感じる。
焼津といえば海だが、戦争当時、船を扱う場所として重要な役目を負ったとあった。
それ故にたくさんの人が辛い思いをした。でもそれを享受し皆一丸となって信念を貫いた…
御霊神社の前に行くと、そんな気骨と無骨さがあって、焼津という地名がついた後の歴史の重さを感じた。
拝殿に向かって歩くと少しずつ風が吹いて来て、二礼ニ拍手する頃にはぴゅーと風が吹き、煽られて踏ん張るほどだった。
焼津といえば海。ここから海が近いのか?でも海風のような匂いや湿度ははない。
少し寒かったが頑張ってご挨拶した。
隣に天満宮があり、牛さんと目があったので、少し触らせていただた。
天満宮の牛は触られてピカピカになっていたり、へこんだりしているが、こちらの牛さんはそういう感じではないようだ。
でも、ずっと見てくれるので、触ってもいいですか?と聞くと、いいよ、でもあまりみんな触らないけどね、という。
私が触ってるのを見たら、また誰か触るかもしれないですよ?と言うと、それでもいいらしい。
えー…私が勝手にそう思った、てことで。
触る時は、牛さんに大丈夫か聞いてほしい。