毎週水曜日、実家の猫を病院で点滴をしてもらっている。

徐々に体重が増えてきて、入院した時より300gくらい増えて来た。

退院して1ヶ月、そろそろ隔週の通院になりそうだ。


帰ってくると母にあれをやってくれ、ここに連れて行けと用事を言い渡されるので午前、午後何やかやあり、夕方までかかる。

大したことでは無いが、疲れて帰ってくるので、ほっとしている家の中は何もしたく無い。


玄関のチャイムが鳴る。


平日昼間はほとんどいないのは近所の人もわかっている。

今は婦人部などの連絡もメールでくる。

でも、組長さんが自治会のお届け物などのついでに伝えたいことがあると、直接お話しすることがある。


はーい

と答えながら自分の服装チェック、顔チェック、少し小走りになりながら、ブスッとしていると失礼なので、顔筋肉に命令を出して笑顔を作り、一応マスクをして玄関を開けた。



訪問の営業さんだ。


確認した直後、


大丈夫でーす!

と言って玄関を閉めた。




悪いとは思う。

今回は若い女の子だった。

大体営業さんは扉のすぐ近くに立たない。見たことがない人で、首から身分証明みたいのをかけていることがある。

相手に一言も喋らせず、目の前でバタンと閉めたのだから、えっ⁈となっているだろう。

外では、


ありがとうございました!◯◯でーす!◯◯で◯◯でした!ありがとうございました!


と叫んでいた。

2回も、ありがとうございました!

と言っていたのは、えっ⁈の表れだと思う。


上記、玄関を開けるまで30秒くらい。

その前は、ぼーっとテレビを眺めていた。

でも

そちらは用事があるだろうが、こちらにはない。

全く必要がないのに強制的に玄関まで走らされ、その対応を求められるのは、辛い。


若い子の場合は社会勉強のために、外に営業をさせられる事もあるだろう。

おばちゃんたちの子供はあなた方くらいだ。可哀想な思いをさせたくない。でも、その気持ちで対応していたら、失礼な物言いをされたり、話さなければ良かったと思う事も、あなた方の数十倍している。


営業さんはきっと、こんなお宅があった!と同僚に凄い勢いで話していると思うが、わかってほしい。


おばちゃんは、疲れているのだ。