現在、安全保障関連法案の参議院での審議が始まっておりますが、私なり
に安保関連も含め様々な政治課題について考えを発信したいと思います。

これは、私のような前地方議員にも意見を求めて頂く、市民の方がおられ
たことによるものです。

先ずは安保法案についてです。

今まで政府、そして内閣法制局は、集団的自衛権について、日本はこれを
保持するが行使は出来ないとして来ました。

7月26日には礒崎首相補佐官が講演で安保法案に関連して『法的安定性は
関係ない、時代が変わったのだから政府の(憲法)解釈は必要に応じて
変わる』と発言しました。

安保法案作成について中心的な役割を担ってきた首相補佐官の発言は、
今までの総理も含め『憲法解釈としての論理的整合性と法的安定性は維持
されている』と答弁して来た政府の答弁がデタラメである事に繋がると
感じます。

私は、時の政権が自らの都合の良いように法の安定性を無視して解釈を
変えるという事はあってはならないと強く考えます。

私も中国の最近の動きは理解が出来ないし、看過できないと思いますが、
だからと言って憲法の解釈を変えていいはずがありません。

もちろん日米同盟の信頼性は重要な論点であります。

仮に、アメリカに向かう軍用ミサイルを日本が撃ち落とす能力も兵器も
保持しているのにもかかわらず、憲法が集団的自衛権を禁じているので
撃ち落としてはいけないとだけ言っていたのでは、米国はどのように感じ
るでしょうか?日米同盟に大きな歪が出ることになるかもしれません。

中国を仮想敵国にして、日米同盟で敵に回すのでは無く、国連で抑え込ん
でいく努力を進めるべきです。

一方、憲法制定時には想定されていないテロ、サイバー攻撃、そして様々
な技術開発等があり、隙間を埋める努力もしなければなりません。

今のままでは国民の生命、財産を守れない時代になって来ているとも感じ
ております。

政府、そして全ての国会議員は、この状況を国民に丁寧に説明し、国際的
な視点はもちろん、法的安定性の視点、様々な観点からカモフラージュす
る事の無い、国民に分かりやすい議論が必要だと思います。

そして最終的には国政選挙において国民に信を問うしか無いと思います。

正々堂々、憲法改正を争点に選挙で闘うしかないのだと思います。

これが私なりの考えです。

安保法案だけでなく、課題は山積しております。

相変わらず税金の無駄使いが露呈しております。

新国立競技場の大幅なコスト高が問題化し、責任のなすりつけをしてお
ります。

何で最初の条件が1300億円だったのに3000億円になるのか?意味が分かり
ませんが、掘ってみたら地盤が軟弱だった、補強が必要だ、材料費が高騰し
ている、人件費が高騰していると言っては、コストを契約時より高くする
のが公共工事の定番に感じていました。

ぜひ国民の厳しい目を注ぎ続けて欲しいと思います。

議員や官僚が何よりも怖いのは国民の目であります。

しっかりと監視をしていかなければなりません。


原発再稼働も決まってしまいました。

川内原発の周りにも地震が心配されている地域もあります。

新燃岳も桜島も北薩火山群であり川内原発も火山群に属している地域内
との事です。

地震対策は、そして火山灰対策は万全なのでしょうか?

なぜ日本は、新たな再生可能エネルギーに転換を図らないのか、私には
理解が出来ないのです。

絶対に再稼働はすべきではありません。私は引き続き脱原発を訴えます。

もう一つは、辺野古の基地建設問題です。

現在、工事を停止し、政府と沖縄県は話し合いを続けております。

私は、普天間も視察した事がありますし、普天間第二小学校の校長先生に
もお話を伺った事があります。

あの爆音の中、危険と隣り合わせの中、勉強をするこども達を何とかして
あげたい気持ちは、もちろんあります。

一方、あの素晴らしい辺野古の海を埋め立て、さらに基地を作るというの
は、沖縄に次ぐ全国第二位の基地県神奈川県民としても許せません。

沖縄の民意は何度も『NO!』を突き付け続けております。

米国と再度真摯に話し合いをして欲しいです。

民意を無視し続けて進めても絶対に良い事はありません。

戦争がある限り、この問題はいつまでもあり続けます。

核兵器の廃絶、世界平和を日本が本気で世界に訴えていかなければなり
ません。

紛争の陰には貧困問題もあります。

そしてエネルギー問題も積極的に解決をしていかなければなりません。

貧困もエネルギー問題も日本なら技術革新で必ず解決出来ると信じて
います。

私の思いを全て発信は出来ませんが、これが今の私の考えです。

ぜひ皆様と共に、この政治課題の解決に真摯に向き合っていきたいと
思います。

立場は違いますが、国会議員の政策担当秘書として出来る事から取り組み
ます。

皆様のご意見をお待ちしております。








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次の世代の子ども達の笑顔の為に!!
『現場主義。』
前神奈川県議会議員
塩坂 源一郎
Genichiro Shiosaka
『ありがとう!』 『Thank You!』 『mahalo!』
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