『陳勝呉広の乱』を書くにあたって、「陳勝はたまたま楚で旗揚げをした」というニュアンスを少し強調している私。
歴史って偶然の折重なりの中で生まれたような気がします。
あの大沢郷であの時大雨がなければ、陳勝呉広の乱は起きていなかった。
たらればの話をしても仕方がないけれど、私は歴史を読んでいると「この時これがなければ起きなかった歴史的事案ってたくさんあるな」ということを頻繁に感じます。
各々の人物の意思によって歴史が動くこともたくさんある。
それでもその意思ですら偶発的に生まれた特定の環境の中だからこそ生まれたという見方もできます。
歴史的な出来事は「なるべくしてなった」のか、「たまたま生まれた」のか。
一つ言えるのは「人間は世の中のタイミングに合わせて意思決定をすると個人の人生を動かせる」ということ。
歴史を動かす……まではいかなくても、時勢の流れに合わせて個人で意思決定をし、行動をすれば、個人の人生は大きく変わるのだということ。
「陳勝呉広の乱」を書いているとそんなことを感じました。
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