先日販売開始した「項羽と劉邦シリーズ」の第1巻『始皇帝の崩御』を執筆するにあたって、『史記』の該当部分を読みました。


全ての陰謀の首謀者である趙高[ちょうこう]。


「これは(始皇帝の末っ子)胡亥[コガイ]さまと丞相李斯[リシ]3人だけの秘密ですぞ……」


から始まる陰謀がその後の歴史を大きく動かします……。


……「秘密」って言う割に筒抜けになってませんか?


調べながら思わずツッコんでしまいました。


『史記』を書いた司馬遷による創作部分が多く含まれているのは分かるけど、それにしてもこうして書かれるってことは「秘密」と言う割に周りに筒抜けだったんじゃないかと思います。


もはや「3人だけの秘密」というよりも「組織ぐるみ」。


いや、「組織ぐるみ」というよりも当時の趙高がそれだけ権力を持っていたのかもしれません。


公然と「陰謀」を進めていくだけの力を趙高は持っていた。秘密を秘密とせずとも事を動かすだけの権力を趙高は持っていた。


秘密を「知っている」と言えば消される。


生き延びるためには「知っている」と言わなければいいだけ。


そういうはっきりと文字にできない権力が、歴史の上では「陰謀」として描かれてきたのかな……と書きながら思いました。


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暇つぶしに読める歴史小説です。










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