「成功の法則」なんてものは
書籍やらネットやらにゴロゴロ落ちてます。
そういうのを学んで
「成功者になろう」
としている人もたくさんいます。
かく言う私も以前は
依存レベルで「成功の法則」を
書籍やらネットやらで読み漁ってました。
今はそこまで「成功」に
こだわってはいないけど、
『項羽と劉邦』を書くにあたって
歴史を勉強していると考える。
「結局『成功』ってなんなんだろう」
……と。
どうして項羽が負けて、
劉邦が勝ったのか。
もし項羽があの時逃げていたら、
捲土重来できたのか。
『史記』を読んでいると、
今まで学んできた
「成功の法則」なんて
本当は意味がないんじゃないか
という気がしてきます。
項羽が負けたのはともかくとして、
劉邦のどこに謙虚さがあります?
あの人本当にwin-win考えて
戦してましたか?
その他の人物にしたって、
成功の法則によく出てくるような
思いやりの精神が本当にあったのか?
……なんてことを思っちゃう。
「賢者は歴史に学ぶ」と言うものだし、
せっかく歴史を描こうとするなら
歴史から「成功」を考えて、
自分なりの成功哲学とかも
作品に描きたいなと思います。
……「成功の法則を教えます」って、
消費者煽って
金を稼ごうとしてるだけじゃないか……???
なんてことを最近歴史で学んだ気がします。
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