『史記』でいろんな人物のことを調べていると、
自分が今まで依存していた
「成功法則」とかがアホらしくなってきます
「七つの法則」とかその他もろもろの
「成功の法則」
「成功者の共通点」
とかたくさん読んできましたが、
あの時代の成功者たちに
そんなもの一切通用してないじゃないか
劉邦なんか、司馬遷に何回
「傲慢だった」
だとか
「ほかの人を侮っていた」
って書かれてることか
成功法則の「謙虚さ」の
「け」の字もないじゃないか。
劉邦の功臣たちの晩年だって、
どんだけ劉邦に殺されるのを恐れて
びびってんだよ!
って感じだし
ていうかあの人たちのどこに
「他人とwin-winの関係を築きましょう」
って志があります
全員自分のことしか
考えてないじゃないか!
(「全員」はさすがに言い過ぎかもしれませんが)
それが全部
「王侯将相いずくんぞ種あらんや!」
で片付いちゃてる
戦いに負けた人ももちろんいますが、
傲慢とエゴの塊みたいな人たちが
最後に皇帝やら丞相やら将軍になっている
成功するためには
謙虚さだとか感謝の気持ちが大事とか、
他人を思いやるとか、
「そんなもん
どうだっていいわ!」
って時代だったのかな
下剋上とか諸子百家とか言われた時代。
「成功の法則」なんてなかったんだろうけど、
あの時代の成功者に今現在言われているような
成功の法則なんか通用しない時代だった。
例え今日安定した生活をしている人でも
明日がどうなるかなんか分からない今の時代。
そしてみんな自由に発信できる今の時代。
そんな今の時代でも、
本当は「成功者の法則」なんか
意味ないのかもしれませんね
「歴史は繰り返す」って言うし
……それでも「成功者の法則」
みたいな情報はみんなが欲しがるものですが