三国志の英雄の一人張飛。ゲームの中などで、

「我こそは燕人張飛!」

なんて名乗ってるのを見たことがある人はいるかと思います。

この「燕人」って、「燕という国にゆかりのある人間」くらいの意味だと思いますが、絶対違うこと考えてる人っていると思ってます。

「この張飛という人の攻撃はツバメのように素早い」って。

さらに「燕人張飛翼徳」と、張飛の字までつけると、使われてる漢字が漢字だから余計に誤解したくなる人はいるんじゃないかな。

……って思ってます。

だから古代中国を舞台にした作品とかを書く際、「燕」という国の表現には気をつけています。慣れていない人はどうしても「ツバメ」と認識してしまいがちだと思うから。

「この『燕』は『エン』と読み、ツバメの意味ではなくて国名だよ!」って分かりやすく表現する工夫をする。

音符ブルー音符音符ブルー音符音符ブルー音符音符ブルー音符音符

戦国の七雄の国名、

秦・韓・魏は慣れない人でもパッと見て「国名」って分かる気がする。

趙・楚は中学校の国語の教科書で触れたことがあるかもしれない。(「矛盾」と「邯鄲の夢」)

斉は読みにくいかもしれないけど、まだ国名と読者に認識させやすい。

でも、「燕」は文章の書き方を工夫しないと「ツバメ」と認識されて、読み進められてしまう恐れがある。

……勝手な想像ですが、読者に「燕」を「国名」と認識させるよう書くときには特に気を使ってます。

なぜこんなことを書くかって、今中国の戦国時代を舞台にした作品を書いてるので。

読者にオタクを想定していないので、こういうことも考えて書かないといけないのかな……なんて思いながら書いてます。

{D2469F85-7658-434C-8FB9-D186C3F80C02}

ダイヤモンドリボンダイヤモンドリボンダイヤモンドリボンダイヤモンドリボンダイヤモンドリボンダイヤモンド

私は作家として活動しています。

kindleストアにて私のエッセイをまとめた雑誌『Chocolate』を毎月刊行しています。

1冊250円です。

今月号はこちら下矢印



電子書籍も販売中です。


ダイヤモンドリボンダイヤモンドリボンダイヤモンドリボンダイヤモンドリボンダイヤモンドリボンダイヤモンド