「無農薬の゙田んぼの草抜きを
一緒にしませんか?
参加者には野菜の収穫体験もあります!
お子様達のご参加大歓迎です!!」



農産物直売所に

掲示されていたこのチラシ




田んぼにいる

蛙やザリガニを触りたがる息子




人様の大事な田んぼを勝手に触るのは
ダメだと触らせないようにしている



この草抜きの゙時なら
田んぼの中でカエルとか触れるかも?



問い合わせてみたら
快い返事が貰え
息子と共に参加してきたランニング



集合時間の朝8時
現地に着いたが子供がいない…
本気の大人しかいない…
 


装備がね…もうね…
上から下まで何もかも違うのよ…

  
しまった!場違いだ!ヤバイ!
子供なんて来ちゃだめなヤツだ!!
焦りまくる私滝汗



しかし予想に反し
これからの農業を支えてもらう子供達に
興味・関心を持って欲しくて募集している
コロナ前は子供達がきてくれたが
コロナ後はきてくれなくなり
寂しかったので来てくれて嬉しい!
おじいちゃんおばあちゃん達から
息子は愛でられまくっていた



田んぼに足を入れると
心地よい冷たさと温かな泥に包みこまれ
不思議な感じ



息子も嫌がることなく
気持ちいいね〜と笑っていた



眩しいくらい
青い夏の空を背に
泥だらけで満面の笑みの息子




その姿をみるだけで
今私は幸せだ…そう感じ
何だか泣きそうになった



そんな感傷に浸ったのは一瞬



イベント気分で参加した申し訳なさで
師匠達に教えを請い草を抜きまくった!!




母がめっちゃ頑張って
草抜いてた約2時間



息子は田んぼの端っこで
オタマジャクシ捕まえたり
蛙追いかけたり
時折草を抜いてみたり
トマト齧らせてもらったり
大人しく自由に田んぼを満喫



休憩中のおじいちゃんから
タニシというものは
稲が小さい時は稲を食べて困るが
稲が育つと雑草を食べてくれて助かる
バランスが難しいもんだ
タニシについて教えて貰った息子



タニシは初めは悪い子で
その後いい子に変身するってことやんな?
じゃあ、稲が小さい時は違うとこに移して
大きくなったら戻すのはどう?等と
おじいちゃんと議論していた



図鑑など全く見向きもしない息子



しかし実際に
手に触れたり他人から教えられると
とても興味をもち色々考えだす


うちの子は
こうやって学んでいくタイプなのね…



昨年参加してた
畑の幼稚園では種や苗を植えるが
その後は管理者が育ててくれ
実った野菜を収穫するだけだった




収穫までの過程と付随する問題を
学ばせるのことがうちの子には
必要なのかも…と考え直させられた



草抜きを終えた後は
トウモロコシを収穫させて貰い
その様子にトトロのメイちゃんみたい〜と
母のテンション爆あがりデレデレ



そして
作業後に皆で食べるようにと
冷やされていた大きなスイカで
スイカ割りもさせて貰ったスイカ



全く役にたたなかった私達に
そこまでして頂き
申し訳ないやら有り難いやらアセアセ



お土産に夏野菜どっさり頂き
次回も参加させて貰う約束をして帰宅



息子を育てる事で
私の世界はどんどん広がっている



息子がいなければ
このイベントには参加しなかった



タニシの生態なんて知らぬまま
人生を終えただろう



50歳を前にして
もう退化するだけだと思ってたのに
まだ学び成長し新たな世界に踏み出している



息子よ
母を育ててくれてありがとう