Le cours d'oenologie - Cahors
さあさ、ワイン講座の復習です。
最近どーも、ブログ更新が滞りがちになっているので
昨日のビストロ日記 に引き続き、のりにのったときに書きまっせ~
本日のワイン。
Cahors カオール
ボルドーに程近い、南西のワイン。
「南西の黒真珠」、イギリスでは「Black wine」と呼ばれるほど、その色と味は深いものがあります。
もうはっきり言って、夜に恋人と甘い言葉をささやきながらバーでかたむけるワインではない!!
さわやかな笑みからこぼれるは、黒い歯、そして麗しげにささやくは、黒い唇・・・
飲んでいるうちにこんな事に・・・ちょっとしたうけ狙いにOKです
フランスワイン御三家の「ボルドー」、「ブルゴーニュ」、「ロワール」など有名どころに比べると
相当地味な存在なんですが、
この味わいは、もっと注目してもいいと思います。
使用品種はこちら!!
Melboc メルボック種
Merlot メルロ種
Tannat タナ種
AOCとしては、赤ワインのみの生産と言うこだわりです。
じゃ、位置の確認でっす。
ボルドーのお隣と言うこともあり
昔はカオールワインをボルドーワインとして混ぜて入れていたところもあるそうな
そういう意味では、AOCになってよかったなあ。
このワインは、やっぱり黒いものをイメージする香りがあります。
例えば・・・・
チョコ
黒コショウ
バニラ(枝状のとき)
黒オリーブ
ロングペッパー
丁子
黒砂糖
たけのこの里(これ以外に本当!!クッキーに匂いはシャンパンにも含まれてますよ。)
意外なところで・・・ほうじ茶も
そして度数は、結構高め。
私的には、13.5度くらいが美味しいです
それじゃ、本日の試飲~まってました!!
ふふふ、楽しい
目つぶって飲むと、あら不思議、ロゼの味です。
Vin de table といって、年数も記載されてなく、AOCにも何もなっていない本当に安ワインですが
赤ワイン中心のこの地域ではめずらしい白
でもやっぱり、大地と太陽を恵みを存分に含んだ熱い味がします。
アルザスなどのあっさりワインと違い、飲んでみる価値ありの一本です。
Suvignon BlancやMalbecの香り、ちょっと温泉のミネラルの匂いもするところが
なんともほっこり
La capelle cabanac 2008
本日は、BIO(有機農法)で統一、同じドメーヌです。
度数13%。
結構強いワインです。
鉄や釘のほのかな香り、有機農法のワイン(BIO)のわりには、しっかりとした味。
これのお供には、パテです。
ワインに負けずに力強い味付けのものが美味しい
1、豚(鳥でもOK)レバーと玉ねぎを炒めま~す
2、レンズマメをその間にクツクツ煮ます。
3、オリーブ、香草、1、2をミキサーでグワーっと混ぜる。
できあがり~
カナッペ風にして、いただくと何とも言えないワインとのマッチング。
いくらでもいけそう~
コクのある肉料理、「黒い」食べ物、キノコ、オリーヴなど要素が入った料理がいけます!!
コショウがきいたスパイシーなもの、もしくはモカやチョコレートのデザート類との相性もバツグン
La capelle cabanac 2006 prestige élevé en fût de chêne
カカオやコーヒーの香りがする、ちょっと大人な一本。
9ユーロとお財布にも優しい~
これ、開けてから1時間後に飲んでください。ますます美味しさにコクがでます。
そしてこれのお供は・・・
お米のカナッペ!!
前に一度ご紹介したことがあるかもしれませんが、おこげって意外にワインにあいます
1、おこげを作る(トースターで焼いてもいいですよ~。)
2、くんせい豆腐、チーズ、トリュフ塩をまぜまぜ
3、2を1に乗っけて最後ちょっとだけあっためる。
くんせい豆腐って、フランスでは健康食品のBIOの店でよく見かけます。
日本にもあるのかな?
La capelle cabanac Malbec 2006
これは金賞もとったワインです。
BIOワインって、少しお漬物の匂いがする・・・やっぱり発酵させてるから当然か。
La capelle cabanac Malbec original 2007
14%!!
さあ、どんどんアルコール度数が高くなってきますよ~。
歯もだんだん黒くなってきいて、おはぐろ軍団の私たち
いぶりカカオの香りがほのかに・・・大変食欲をわかせる魅惑的な一本
おつまみは鴨のローストがいいなあ(ってか、つまみじゃない!!)
Clos signier 2003
野生的な昔風ワイン。
「ぶどう酒」という言葉がぴったりな、飲んだ後がすっきり、お水のような感覚です。
飲みやすいからついつい、ゴクゴク・・・・
子牛の味噌焼きがお供に出たのですが、美味しすぎてパクパク。
お皿の様子も大変なことになって、食べてる最中にあわてて写真を撮りましたが、
ちょっとビジュアル的にごめんなさい・・・ということでのっけてません
というわけで、今回の試飲は以上。
今までの試飲の中で、一番印象的だったワインかも・・・
荒々しい味が、なんとも野生的で、高い高い青い空のしたで草の匂いをかぎながら
飲んでいるような感覚になる。
日本では入手しにくいワインですが、ここ で手に入るらしいです。
リスト内の「SUD-OUEST」をご覧くださいませ~
本日も長い文章、おつきあいありがとうございました!!