printemps
「春」
ほんとうに、あーーーーーーーっという間に
4月も終わろうとしております。
ブログ更新最低記録・・・・
いやいや、それでも続いているだけいいとしよう。
最近
ビストロに行っても、マルシェに行っても
とっても春を感じさせる彩りの野菜たち。
スーパーに慣れている世代の私にとって
食べ物から季節を感じるこういう瞬間って、なんだか新鮮です。
先日、久々にレストランへ行ってきました。
最近、忙しくて走りっぱなしだったので、上げ膳据え膳で食べられるのが嬉しい
Rueil Malmaisonというその昔、ナポレオンと最愛の妻ジョセフィーヌが
二人の可愛らしいお城を建てたところとしても有名なこの界隈。
ちょっと来ない間に、町の区画整理によって
すっかり歩行者天国なってしまいました。
そんなこんなで車で行った私達は
駐車場所を探すのに一苦労・・・・
ようようと見つけたところは、ラッキーなことにお目当てのレストランから
目と鼻の先、私達がグルグルしている間に
誰かが出て行ったばかりのところ。
ようやく落ち着いて席につけて
相変わらず大げさなくらいに元気なおばちゃんが
「飲み物なににする~?」
席についてコートを脱ぐか脱がないかの時に
大声できいてくるところも変わらなくて、ちょっと嬉しくなってしまった。
ちょっと待って、待ってと深呼吸もそこそこにメニュー片手に時間をもらった。
こんなやり取りもお約束
春のメニューになっていて、
白アスパラガスが前菜にあったのを見つけた私は
他のものは目に入らない!!
春の風物詩、これを食べると
「あ~、春だなあ。」とほっこりします。
前菜の白アスパラ。
一口噛むと甘いアスパラのジュースが口の中に広がる。
添えられたビネガーを少し混ぜたホワイトソースとのコンビネーションも絶品。
これだけ丸々と太った白アスパラ、日本じゃ食べたことないなあ。
メインの鴨。
黒の果実でつくったソースの甘みが、濃厚な鴨のジューシーな肉汁と口の中で混ざる。
ああ、幸せ
つけあわせの、上品な味付けの梨のコンポートもよく煮込まれて歯ざわりもよく、
言う事なし
本日のお供のワインは、ボジョレー赤。
ピシェで頼んだら、ちょっと冷えすぎた感じが残念
デザートは、ブロシェット デュ フルイ(果物の串刺しです。 日本語に訳すと色気ないなあ)
バニラソースも思ったよりあっさりと
季節のイチゴもほどよく甘酸っぱくって、ソースと一緒に口の中は天国
この店、美味しくて、
素材も季節のものをふんだんに使うメニューをいつも用意してくれていて嬉しい。
本当に何度もリピートしていて
パリに遊びに来てくれる人を連れて行ってあげたいんだけど
なんせ郊外で車でしかいけないところなので、残念。
ちょっと隠れ家的な感じと、あの大声おばちゃんの雰囲気が、田舎に帰ってきたようなあったかい感じで
またいいのです。
28 Rue de la Libération, 92500 Rueil Malmaison,