早速ですが引き続き
秋田の魅力を書いていきたいと思います✨

魅力その④
地域に根付く伝統と文化

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今のご時世
隣に誰が住んでいるのか
名前も顔もよく分からないなんていうことは
よくある話。
地域の人同士の繋がりが
どんどん薄れていくことは
やむを得ないのかもしれない。

それが私の住む秋田では
人と人を結ぶ伝統や文化が
地域ごとにしっかりと残っていると
秋田に戻ってきて取材を通じて
日々実感しています。

若い世代が地域の伝統や文化に
触れられたり、学べたりする機会が
きちんと用意されている。
上の世代の方々が言葉や
自分の背中で次の世代へと語り継いでいる姿を
幾度となく目にしてきました。

仕事柄様々なお祭りに参加させていただく中で
印象に残っているのは
"お祭りが楽しみで地元に戻ってくる"
という方が老若男女問わず実に多いこと。

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どうして仕事や学校を休んでまで、
あるいは何時間もかけてこの日に
故郷に帰ってきたくなるのだろうか。

それはきっと都会にいては
なかなか感じることの出来ない
他者との繋がりを感じられたり
幼き頃から変わらない風景に
心が落ち着くからかもしれない。
気を張ることも、
背伸びすることも
無理して笑うことも
この時、この場所ではしなくていいから。

また男鹿のなまはげ太鼓のように
若い世代が
上の世代が受け継いできた
伝統や文化であるなまはげを
次世代に伝えていくために
新たな形で全国、世界へと発信している例もある。
ここに来れば
同じ目標や想いを持った仲間に
出会えるかもしれない。

魅力その⑤
可能性を秘めた分野が沢山ある

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五城目で活躍されている
川村鉄工所の川村さん
佐藤木材容器の佐藤さん
福禄寿酒造の渡邊さんとの対談の中で
印象に残っている言葉がいくつかある。

【仕事が無いというなら
自分で仕事を作ってしまえばいいんだよ】

そう、秋田には良い意味で
まだ手付かずの分野や
未開拓のことが沢山ある。
ある意味で何か新しいことを始めるには
最高に面白い場所かもしれない。

そんな簡単に仕事なんて作れないよ!と
思う人もいるだろうし、
そもそも仕事は誰かから与えられるものだと思い
その発想すらなかった人も
きっと多いのではないだろうか。

"自分で仕事を作る"ということは
確かに容易に出来ることではないし
リスクを背負うこともあるかもしれない。

ただ、その言葉を語る皆さんは
実際になにもないと言われているところから
何がここには必要で、
そのために自分に出来ることは何かを考えて
常に行動している。
大変なことも沢山あるだろうに
自分のお仕事や地元について真剣に語る
皆さんの表情はキラキラと輝いていて、
その姿から五城目からどんどん新たなものが
生まれていく可能性が感じられました。



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(皆さんの手によって誕生した
地域の文化発信の拠点
下タ町醸し室 HIKOBEで出されるコーヒーは、
器も木のコースターも全て五城目のもの。
皆さんの想いからこの一杯が特別な一杯に感じられ
何気ない時間が愛おしく思えました。)


【みんないろんなことをやっているから
失敗が目立たない。
何か失敗してもいいんじゃないくらいの
気持ちでいられるのは
困った時にはちゃんとみんな助けてくれるから。】

この言葉に私は1番グッときました。
秋田に住んでいると
もちろん楽しいことばかりではなく
大変なことも課題も沢山ある。

少しでも目立つことをすれば
やんややんや騒がれたり、
並々ならぬ想いで発した言葉も
意味を汲み取る気のない
とにかくすぐに批判したがる人や
揚げ足取りをしたりする人たちの標的にされ
こんなに神経すり減らさなきゃいけないなんて
もう嫌だ、田舎から抜け出したいと
思う時も多々ある。笑


それでも私が自分の利益関係無しに

絶対に秋田での仕事だけは続けたい、

自分の故郷を良くすることを諦めたくないと思うのは

秋田での知名度は全く無く

帰ってきた当初何も仕事が

決まっていなかった私が、

自分の好きなことで生活していけるまでに

なったのは

秋田の人や環境に助けてもらったから。

当時信頼も信用も無かったであろう私に

手を差し伸べて下さった

優しい大好きな人たちがここにはいるから。

秋田に生かされてるという恩があるから。

だから私は何があっても秋田が大好きだし

故郷を見捨てる選択肢は無いです。


誰かが挑戦したり行動をしたりした時に

起きたミスや失敗を

よってたかって否定したり

批判したりする風潮を私は無くしたい。


挑戦すること、自分の声をあげることを恐れて

みんな何も出来なくなっちゃう。

それが1番つまらないし、怖い。


もしも自分が批判されたり

揚げ足を取られたりする立場だったら?

顔も名前も知らない人に

一方的に叩かれる恐怖を味わうことになったら?

もしくは自分の家族や大切な人の身に

起こったことだったら?


その人は怖くなって

新たに挑戦することも

起こした失敗やミスを挽回することも

出来なくなってしまうだろう。

そこからは何も生まれないし、変わらない。


相手の立場になって考えたうえで

選ぶべき言葉や態度があると思う。

問題提起をして

自分だったらどうするか

あるいは自分の立場や役割で

改善へ手助け出来ることは何か

そんなアイディアが飛び交う

互いに傷つけ合う社会では無く

互いに向上していける秋田にしたい。


数ある課題を嘆いてばかりではなく

一緒にそれぞれの得意分野で動き

秋田から最高のものを

作っていきませんか?


ここまでつらつらと
私の想う秋田の魅力や故郷への想いを
書いてきましたが
結局何が言いたいかというと
私は無理に秋田に帰って来いとは言わないし、
秋田から出るなとは言わないです。

私も一度秋田を出た経験があるからこそ
見えた秋田の魅力、改善点があります。
それにやっぱり本当に好きという気持ちや
興味がないこと
惹かれるものがないのに選択しても
上手くいかないし、自分自身が納得出来ないと思う。

ただ家の事情でどうしても
秋田に帰って来なきゃいけない人、
なんとなく秋田で生活することを選ぼうと
している人たちに

"地方にいてもこんな面白いことが
出来るんだ!"
"なんでこの人たちはこんなに
楽しそうに生き生きと仕事してるんだろう。
秋田いいな、秋田で挑戦してみたいな"と
ほんの少しでも希望を持ってもらえたら
嬉しいなと思います(*´꒳`*)✨

圧倒的な知名度があれば
もっと地元の力になれることは
痛いほど実感しているので
私自身もっと頑張らなくてはいけないし
(説得力も生まれないしね)

秋田で生き生きと仕事をしている人
秋田で挑戦している人や姿を
全国に世界に発信することが
私の秋田での役割だと改めて思いました。

最後に私がナレーションを担当している
ABSフロンティアという番組
HPに過去の回もあるので
皆さんに是非観ていただきたいです。

秋田で試行錯誤を繰り返し
新たな道を切り開いた人、
そしてその姿はこんなにも生き生きと
輝いてるんだと背中を押してもらえますよ✨

県外から秋田へ移住してきた方々が
口を揃えて「秋田は本当に良いところだよ」と
言ってくれるように
地元に住む方々も胸を張ってそう言える日を
私は作っていきます。

また巻き物みたいなブログ書いちゃった。笑
せばね(*'ω'*)🌸