賢明の『Ｋ』その２分の１　

人間は騙されやすい生き物である。顔面の偏差値が高い。知名度が高い。学歴が高い。給料が高い。先生や経営者と呼ばれる職に就いている、などなど。そういった人たちの発する言葉を、日本人は安易に信じる傾向にある。

また人間は流されやすい生き物である。周りの人たちがそう言っている。テレビや新聞、雑誌でそう言われている。みんなが言っているから、きっと正しい、と判断する。

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がしかし、問題の本質は、その人の顔面や経歴や実績や知名度や金など、その人を形作るモノを全部削り取っていった先にある。その人の隠れ蓑を削って削って削り取って、最後に残ったモノこそが、その人間の本質であり、核である。

その核に辿り着くまで、焦らずに、自分のペースで、問題を紐解いていける根気がある人こそ、賢明な人である。

コミック４１巻より

相手は学者だで。なぜそこまでせにゃいかん‼

これまで捕らえた奴らも、ワシの目からは本当に歴史を知りたがっとるだけにしか見えん‼

そんなに危険な研究なら、政府も手を貸してやればええでよ‼

現場で人の命を取るのはワシらだで‼

奴らが完全な“悪”だという証拠をくれ‼

政府を疑う気か…黙って従え‼

賢明のＫその２分の１