最後の不妊治療の帰り道、

わたしはもう、子供を産めないんだなぁ…

空になった身体を実感しながら

病院の外で声を殺して泣いた。

溢れる涙を抑えながら、必死で帰り道を進んだ。

泣きながら帰るの恥ずかしいけど、止まらない。


そんな時、不妊治療をしていることを知っている

仲良しの友達が同じ時間に偶然帰宅していて、

「どうだった?1人で大丈夫?たまたま、わたしも帰ってるから一緒にクルマに乗って帰らない?」

と、一緒に帰ってくれる事に。

1人で泣きながら帰るのが辛かった…

ありがたい。

友達に感謝した。


しかし、家に帰ると

アキから

「俺が家で待ってるのに友達と帰ってくるとかある?こんな日だからこそ、早く帰ってきたら?」


滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗


おいおい、

1人じゃ心配だったから友達と一緒で安心したよ。とかじゃないの?

むしろ、友達に

送ってくれてありがとうくらい言ってくれてもいいくらいとわたしは思った。




あー、自分本位な性格ってこう言う事ね。

おれが待ってるんだから、
おれがいるのに
おれが、おれが…


わたしはー?!と叫びたくなる



クズの脳内はクズ以下な事を痛感。


もう、この人と生きるのは無理だと痛感した。